本質思考が身につく「営業」の楽しさとは
営業は、体育会系のコミュニケーション能力がある人がやる仕事、ノルマがある大変な仕事だと思っている方はいませんか?そんなステレオタイプの営業のイメージを持っている方にぜひ読んで欲しいのが今回の記事です。
8/6のオンラインキャリアセミナーのゲストは株式会社Empower For代表取締役の松村英彦さん。
立命館大学を卒業後、2013年に株式会社Speeeに新卒として入社。新規・既存営業を経験した後、営業責任者となります。その後、スタートアップで事業立ち上げを行い、2019年7月に現在の会社を設立。現在は、営業の課題がある企業にコンサルティングをしています。
また、NBAの大ファンであり、YouTubeではメディアではあまり語られないNBA選手の人生に焦点をあて、過去と現在を語る番組を作っているそうです。
「営業」という仕事のやりがい
立場や利害関係が違う人を巻き込んでいくことが営業の楽しみ
営業というと、『自社の製品を相手に売り込む』という仕事だとイメージする方も多いのではないでしょうか?松村さん曰く、「営業は単純な物売りではない」。
実際は、売り上げが上がってい企業の課題解決を一緒に行うイメージで、お客さんのなりたい姿を一緒に考えていくことにやりがいがある職種だそうです。
お客さんがどうなりたいのかを引き出し、現状とそのゴールである理想時点のギャップを埋めるために、自社が扱っている製品を絡めて紹介していたそうです。意外だったのは、お客さんの悩みが自社の商品とは合わなかったり解決できなかったりする時は、合わないと言ってあげることも重要とおっしゃっていたことです。
営業は最強スキル
会話の中で、なぜその商品が必要なのかを引き出してあげることがポイント。つまり、どこに課題があるかを見つけ出せる力が営業を通して身につくそうです。この本質思考は日常生活や他の仕事でも役立ちますよね。
今回のセミナーのタイトル『あなたの「営業」へのイメージを覆す!最強スキルであり、実はめちゃくちゃ楽しい営業という仕事』にある「最強スキル」とはこの本質思考が身につくという意味です。
また、営業はお客様と直接会話をする機会があり現場目線もに身につきます。お客様目線で気持ちを知る作業があるからこそ、ただ数字を追うだけではわからない「現場感」を持つことができるそうです。
営業に向いている人の特徴
冒頭でも書いたとおり、「営業=コミュニケーション能力」と思われがちですが、実はそうではないそうです。
場を盛り上げる、面白いことを言うことも一つのスキルですが、その瞬間に盛り上がったとしても、営業の1番の目的はお客様の悩みを解決してあげることなので、その目的を達成できなければ意味がありません。
寡黙でもお客さんのことを考え続けている人の方が業績が良かったり、資料作成スキルがある人が業績良かったりするそうです。
営業という仕事には正解はなく、「こんな特徴がある人が売り上げがいい」という絶対的な勝ちパターンがあるわけではないそうです。現代は、お客さんもインターネットで情報を得られる時代なので、マニュアルだけ読んだ営業はもう意味がないとおっしゃっていました。
逆に、営業に向いていない人の特徴は「他責にする人」。例えば、商品が売れない理由を「自社の製品が悪いから、お客さんがイケていないから、価格が高いから」などとしてしまう人です。
自責で捉えるには「一つ改善できるとしたらなんだろう?」と考えることが重要だそうです。
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個人的に、「自分は絶対に営業なんてやりたくない!向いているわけがない!」と決め付けていたのですが、今回の松村さんのお話を聞いて営業という仕事に対してステレオタイプで考えていたことに気が付きました。生き生きと自分の仕事や営業の仕事について話してくださったので営業に興味を持ち、視野を広げることができました。
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