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『妻のトリセツ』について

イクメンサークルができたのでそれ向けの記事を一本書いてみます。
推薦図書という募集テーマもあるようなのでそれも兼ねて。

『妻のトリセツ』という本があって、改めて書くまでもなく有名な本なんですが、産後クライシスの予防という観点からプレパパにとてもお勧めです。

本の著者は脳科学者の女性です。女性の観点と脳科学の観点で、女性の考え方ってこうだよ、その理由はこうだよ、と説明しています。少なくともうちの妻にはとても良く当てはまって、「あー あの謎の反応がくるのはこういう理由か」と腑に落ち、じゃあどう行動すればいいのかと考えられるようになりました。

家事育児の分担はやるとしても、夫としては妻のサポートが重要である点に変わりはありません。そうなると、産後イライラしている妻とのコミュニケーションが、売り言葉に買い言葉にならないよう上手くいくというのは大変よいことです。そういう動機があるので、プレパパの時期というのはこの本を高い意欲で読むことができます。

ついでに、続編である『夫のトリセツ』も読んで、男性的な考え方のクセを知るのも効果的です。例えば、男性は身近なものを自分の身体の延長として認識してしまうのだそうです。だから車幅感覚とか優れていますね。パートナーのことも自分と同化してしまうので、パートナーを失った時の喪失感というのは男性のほうが大きいと。わからんでもないですね。

女性は太古の昔から家や子供を守って危険を察知したり、仲良くしたり情報交換するためのコミュニケーション能力を発達させてきた。男性は狩りに行って、遠くを見たり道具をうまく使う能力を発達させてきた。人類史から見れば現代的な生活になったのはつい最近なので、変化に時間のかかるDNAは昔の生活にフィットするようになっている。大まかにいって、そういう説明でした。

だから、男性から見て女性って何でこうなんだという性質は、ある目的には非常に適うものになっているということだし、逆もまた然り。女性に限らず、人間って口にした言葉が本心ではないので、あまり額面通り受け取らないほうがよくて、逆に深読みして反応したらいつも喧嘩になるような人は、文字通り受け取るようにしたほうがいいということです。

そういうことを考えられる本。いかがでしょうか。

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すぴー
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