足はあなたの運動習慣を語っている
おはようございます。
今日は足のお話です。
先日陸上競技の選手の足を診ることがありました。
マスターズで世界ランキング上位の選手ですが、やはり普段診せていただいている方と比べると、足部の筋の質感が違いました。
見た目はそんなに変わらないけど、触ると筋のボリューム感や、足部の関節の可動性が、機能性の高さを感じるものでした。
足のつくり
ここでいう足は足部のことであり、いわゆる足首より下のことです。
7個の足根骨と15個の足趾骨で骨格形成されています。
足には3つのアーチがあり、横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチがあります。一般的にも知られているは内側縦アーチで、これが形成できていない足を扁平足といいます。
足の指の機能もとても重要な役割をしています。
足の指がしっかりと地面を捉えることで、地面を支える面積が広くなります。つまり土台が広くなるということです。
土台を広くすることで、人は安定して立つ事ができ、歩く事ができます。
ちなみに足の指が上手く使えていない人は、足が地面についたときに指が浮いていたり、指がいつも曲がったままになったりしています。
足の機能
足は人間を支える土台です。
土台の役割(機能)は支える事ですが、支えるために必要なことは、地面の状態を感知し、柔軟に対応すること。
砂利道や傾斜など、人間はいつも平らなところを動いているわけではありません。
その地面の状態をまずは足が感知して、動き方を対応させているのです。
ということは・・・
いつも平らなところしか歩いていなかったり、そもそもあんまり歩いていないなど、運動習慣が乏しい人は、こういった機能が低下しているということになります。
そして、機能の低下した足で動作を続けると、他の部分にまで負担がいきます。足部の痛みだけでなく、腰の痛みなどにつながってくる可能性があります。心当たりある方は、一度足の状態を確認してみるのもいいかもしれません。
足の裏の感覚や、足の指の状態は、実は正直にあなたを物語っているのです。まずは足の状態をチェックし、しっかりと足のケアをしてはいかがでしょうか。