【レシピ】ウリとエビのココナッツミルクカレー&話題のレストラン情報
家庭菜園や直売所などで、もしも大きなキュウリが手に入ったら、思い切ってカレーに入れてみませんか?
キュウリのカレー?!?
はい、そうなんです♪育ちすぎたキュウリをおいしく食べるレシピ、決してゲテモノではありません。
インドやスリランカの野菜売り場には、見たことないようなウリがいろいろあります。
↓クリックするとこの単語で画像検索した結果が見られます。
cucumber gourd india bangladesh "sri lanka" -bitter
ウリとエビを、日本ではお出汁で炊きますけど、代わりにココナッツミルクとスパイスで煮れば南インドの味わいになっちゃうのです。
コクを出すのに「きなこ」、酸味は「梅干」と、和の食材も大活躍です。
これは……インドのキュウリ嬢にはんなり浴衣を着せてる…?いや、うちの菜園のキュウリ娘に艶やかサリーを着せてみる…?どっちだろう!笑
■まずは本場を見てみよう
ウリとエビを組み合わせたインド料理を調べるとたくさんのレシピが出てきます。その中で、丁寧ですてきだと思ったのがこれ。
マンガロール風エビと冬瓜のカレー
by Ms. Shireen Sequeira
これはインド南部のカルナータカ州にあるマンガロールという街でキリスト教徒のコミュニティに伝わる作り方だそうです。
■マンガロールって有名なの?
2018年に東京「銀座インズ2」にオープンして話題をさらったレストランがありました。
そこで初めてマンガロール料理に出会った人が多かったのでは。
方々で紹介されていますので、詳細はそちらに譲るとして……癖が強めの料理が好きな方はこのお店ハマるのかも。
■いろんなエビで試してみよう
エビは、魚売り場で値引きシールがついて一番安かった「アルゼンチン産のアカエビ」を使ってみたら、意外にもふわっふわに仕上がっておいしかった!
せっかくいろんなエビが手に入るので特徴を知って使えると楽しいですね。
↓ブラックタイガーとの違いなどがわかる記事です。
■ウリは皮を大胆にむく
エビのサイズに合わせて、キュウリもゴロッと同じくらいの大きさに切ると見栄えします。皮をむいて、3cm角くらいかな。
試作で使ったキュウリは、3分炒めて10分煮てさらに余熱で火を通しました。思ったより時間がかかったし、皮をむいてもちょっと火がとおりにくかったので、真ん中のやわらかいところが出るように斜めにカットして使いました。シャクッとせずとろっとした食感に仕上げたい。
冬瓜、はやと瓜、へび瓜などでもおいしいです。ものによって煮え方が違うので、様子を見ながらね。
■なぜ「きなこ」を入れるのか
これはちょっと【マニアの皆さま】向けの説明になるのですが……
このレシピで、私は粉のスパイスしか使っていないのです。なぜだと思う?
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答えは「電動ミルがなくても作れるようにしたかった」笑
このレシピを使っていただく予定のお客さんが、粒スパイスをなめらかにできるミルを持ってなかったので。フープロでは無理。
日本では、どこの家にでもあるわけではないですね。
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インドなら下の動画のような手順で作ります。
粒のスパイスや豆をから炒りする
→玉ねぎやココナッツフレークと一緒に電動ミル(昔は石ミル)で挽く
→なめらかもったりペースト状にする
きなこは大豆を炒って挽いたものでしょ。
スパイスをから炒りしたときのようなほんのりしたロースト感を足すのに、良い仕事をしてくれました。
もちろん、粉のスパイスを炒るのも試したよ。
でも今回のレシピは、きなこを使うほうがおいしかった。これは料理によると思います。
ではでは、今日はこんなところで。
朝夕はなんとなく秋の気配も感じつつ。
早く涼しくなってくれるといいですね……