06.ジンジャーチャイ~改良②生姜は切り方を変えれば辛くなる?~
こんにちは、旅するスパイスラバーちゃいまいです。
今回も、生姜と向き合い、ジンジャーチャイの研究をしていこうと思います。
前回、生姜についてがっつり(!)学びました。
そんなわけで、ようやくですが、仮説検証に取りかかっていきます!
目指すは「生姜の辛さをより生かした辛口チャイ」です。
②改良実践
前回の学びから得られた仮説は下記です。
さっそくその検証をしていこうと思います!
仮説1:生姜は切り方を変えれば辛くなる
仮説2:加熱・脱水により上手くショウガオールを生成すれば生姜の辛みを引き出せる
〇仮説1:使用する生姜の形状を変えれば辛くなる?
検証概要:さまざまな切り方で生姜を処理し、食して辛さの比較をする
使用した生姜:スーパーに売っていた高知産大生姜
切り方
1:繊維に沿って薄切り
2:繊維に沿って千切り
3:繊維に沿っておろす
4:繊維を断って薄切り
5:繊維を断って千切り
6:繊維を断っておろす
7:みじん切り
8:叩き潰す
実食方法
1:生
2:お湯をかける
3:2をレンチンしさらに過熱
しょうがをよく見ると、繊維の方向が分かります。
様々な方法で処理してみました。
そして、実食
1:生で食べる
上の列が繊維に沿わず処理したもの
下の列が繊維を断って処理したもの
どの形でも、繊維に沿って処理したほうが辛い気がしました!
スライス>千切り>おろし>みじん切り=叩き潰し
の順に辛くなったように思います。
みじんぎりとつぶしたものが似通った味がしたので、いつもカレーの時にみじん切りしていましたが、叩き潰して終わらせようかなという気持ちになりました笑
自分の舌だけだと分からず、ほかの方にもトライしてもらいましたが同様の感想。
ただし、機械等で計測したわけではないので、あくまで参考情報です(誰かにちゃんと調べてほしい)
一つ確かなことは、ここまでの時点ですでに口の中が痛くて辛い、、
2:お湯をかける
1.5gの生姜に対し、30mlの熱湯をかけ、3分待ってみました。
おろしたもの以外あまり味が出ませんでした。
3:2をレンチンしさらに過熱
800wで5分間加熱してみました。
スライス=千切り>おろし(風味飛んだ?)>みじん切り=叩き潰し
の順に辛く感じました。
スライスと千切りは味がでて、繊維に沿って切ったもののほうが辛く感じました。レンチンしたらスライスと千切りの味の差があまりなくなりました。
おろしは少し風味が飛んだ印象で、辛みがたちました。
みじん切りと叩き潰しはやはり類似の味で、甘みと辛みがバランスよく感じられました。
結論
・生姜は切り方で感じる辛さが変わりそう(あくまで個人の感想)
・繊維を断つより繊維に沿って切ったほうが辛く感じそう
・みじん切りをするなら叩き潰してもかわらないかもしれないので、カレーに入れるときなどは叩き潰して入れてもよさそう
・すぐ手軽に辛みを出したいときはおろしがよさそう
・より辛いチャイを作りたいときはスライスまたは千切りがあいそうで、二つの切り方は加熱したときにあまり差がでなかったのでスライスでよさそう
・この実験は口の中がかなり痛くなるのでもうやりたくない
繰り返しますが、機械等で計測したわけではないので、あくまで参考情報です!
あとがき
いかがでしたか。
今回は、仮説1「生姜は切り方を変えれば辛くなるのか?」について検証してみました…口の中がかなりひりひりしていて辛い…
次回は、仮説2「加熱・脱水により上手くショウガオールを生成すれば生姜の辛みを引き出せるか」を検証していきます。
正直かなり辛かったので、今回の実験は決してまねされませぬよう…
皆様のチャイライフが少しでも豊かになりますように。
それではまた。