前科もの#05

I留置所は、D留置所と違うところは、床がカーペットではなく、プラスチック製の畳、そしてこちらは座れるトイレではなく和式。 ここはトイレットペーパーが付いているのだけど、古い施設な為、しょっちゅう紙が出てこなくなり、その度に担当さんを呼ばなくてはいけない。 どちらでも同じだけど、トイレにちゃんとしたドアは無く、上半身は丸見え。 そして此処は一切会話禁止。 そして、Dには無かった、居室点検というのが毎朝実施され、その度ごとに外に出て全身チェックされてから戻らないといけない。 そし

BarreaCudas / Promises

また１週間が始まったらしい。 まぁ住所不定無職になってしまった身にはどーでも良いことだ。 曜日も日にちも自分で勝手に決めていて友達にそれに合わせてもらう。 まぁこいつは頭オカシイからしょうがないという感じ。 みんな、ありがとう。

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fitz and the tantrums　　/I Just wanna shine

自由なんて1秒で掴める。 自分の心が決めることだから。 檻の中に居ない限りは。 ただ自由と幸せは全く関係ない。 大概、不自由の中に居た方が幸せだと思う。 ただ自分はそれが出来ない社会不適合者なだけだ。 高校生の時に父方の祖父が亡くなり、遺品の中から面白そうな、レコード、本、絵の具、カメラを貰った。 エーリヒフロム「自由からの逃走」がその中にあって読んで影響を受けたかもしれない。 祖父はおっとりとした、江戸の商人の息子のお坊っちゃんの趣味人タイプで争いには向かず好き勝手に趣味に没頭している間に、戦時中には祖母が列車に乗り込み闇市かなんかで、食料を調達してきたらしい。 父親はその反動で、バリバリの戦闘派タイプの成り上がり。 だから自分はその反動で祖父のタイプ。 大抵どこの家庭もそういう流れになることが多いらしい。

前科もの#04

20日後。 担当さんに呼び出され、紙を見せられる。 『処分保留・釈放』 しゃ　く　ほ　う　! 身体のチカラが一気に抜ける。 良かった、、、ああ、ほんとに良かった。 別室に連れていかれ、サクサクと持ち物が返還される。 まだ頭がぼーっとしている。 外を、道路を歩けるのか？ た　炭酸　コンビニに行けるのか？ いや　行けるだろ　夢のようだ。 「はい、最後に現金、終わり」 手錠を外される。 「有難う御座いました！」 外へのドアへ催促され、ドアを開けた。 「○○さんですね？」 5人の

ボルタリング始めた。

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前科もの#03

D警察署の留置所で20日居た訳だけど、ここは今思えば会話に対しては緩かった。 だから英語すら余り話せないウズベキスタンのU君とも、身振り手振りも交えて、向こうに彼女がいるだとか、○盗の仕方やら何とか分かるようになり、便箋に中国人のC君含む3人の似顔絵とかU君が描いたり、インスタアカウントを書きあってたら、バレて烈火の如く怒られた。 そもそも便箋は手紙を書く為だけに使用OKで、絵、ローマ字、など日本語以外は書いてはいけない。 のに落書きして遊んでたら怒られて当然。 他、トイレに

GABBY&LOPEZ / NEW DAY

たゆたう

レニー・クラヴィッツが聴けなくて海

昨日は事情により中酒神会をドタキャンしてしまい、○○に帰ってきた。 朝、目が覚めると6時、最近４，５時間位しか寝れないので久々に海までドライブすっか〜なんて爽やかな思いつき。 車内でかける音を探すが実家にはＣＤ殆んど無く引っ張り出したのはレニークラヴィッツ「ARE YOU GONNA GO MY WAY」(1曲目は飛ばそうかなとか思いつつ）。 車に乗り込みCDをかけよう、かけよう、ん〜新しい車でさっぱり分からない。 後ろのトランクにCDを入れるヤツがある筈なんだが、ドアが開

THE VELVET UNDERGROUND / Jesus

いくら無神論者とはいえ、色んな事が重なると神にもすがりたくもなる。 太古から人間は何処の国でも神を崇めてきたから、いくら物理学で無機的な、世界や宇宙のホントウを知っても、DNAに刻み込まれた祈りは、そう簡単に完全に無くなることは無いのだろう。 5年以上、初詣にすら行ってないので、久々に神社にでも行こうと思う。 といって、また忘れてしまうのかもしれないけれど。

パセリの逸話

料理の飾りとして使い、あまり食べることがないのは日本人の特色であるらしく、ヨーロッパなどへのパック旅行でレストランに入った観光客たちが皆パセリを残すのを不思議がった従業員が、「日本の宗教にはパセリを食べるな、という戒律があるのか」と添乗員に訊ねたというエピソードがラジオなどで紹介されている。