♢ A 良い知らせ、プレゼント
楽しい時間って本当にあっという間に終わっちゃうね。先週末がそう。まさに「芸術の秋」な2日間をプレゼントされて嬉しかったのでその事を書きます。
10月29日(土) 前橋ブックフェス
ほぼ日のダーリンである糸井重里主催のイベント。ほぼ日アプリで毎日更新されるエッセイ"今日のダーリン"で「やりまーす!」と発表されてからあっという間に当日。早いねぇ。駅や街にブックフェスのポスターが増えてきた時は遠足前みたいにそわそわした。
この日は頑張って午前中に家事を終わらせて、午後から参戦。
おわぁ、すごい。
前橋に人が沢山いる。パーキングエリアも満杯だし、駅もにぎやか。
商店街を通ってみたけど、いつもは閑散としている通りに沢山の本と人!普段とのギャップが凄い。
小さい子、おとな、学生、若いカップル、おじいさん、おばあさん、たくさんの人がいる。今ここにいる人たちの大半は本が好きなんだ。(と勝手に思っている)眺めているだけでワクワクするね。
本の交換券を買っていなかったので泣く泣く通りを抜けて文学館方面へ。本以外にも屋台や出店が沢山。カレーやお菓子の屋台、ドライフラワー、ハンドメイド雑貨……心踊る風景が広がっている。そして朔太郎橋にはDJも!
文学館では3階で「詩zine」というオリジナルの詩集を作るワークショップが開かれていた。普段からお世話になっている団体、芽部がその担当をしている。皆様にご挨拶して、ワークショップの流れを聞いて、作るぞオリジナル詩集。
萩原朔太郎の詩はもちろん、萩原恭次郎、山村暮鳥、糸井重里の詩もある。見慣れた詩もはじめましての詩もあってわくわくが止まらない。贅沢バイキングだ。
詩も、印刷されている文字の色がピンク、緑、茶色、紺の4色あった。色によって詩の雰囲気が変わるからその組み合わせも込めてじーっくり選んだ。大好きな詩がピックアップされてたので真っ先にそれを手に取った。うふふ。
いくつか詩を選んで、ペンやマスキングテープを借りて芽部メンバーがいる席で詩集づくり。
ちょきちょきぺたぺた…工作の時間だ。私は即興絵心はないのでマスキングテープとペンの力を借りてささやかな淵飾りを描いた。
あと特技ではないけど暇なとき鏡文字を書く癖があるから山村暮鳥の「雲」という詩を頁の中央に貼って真横にその詩を反転して書いた。
短いから余裕じゃーんって思ったら「磐」のトラップ!いや、難しい漢字でも分解すれば全部単純な字だから何とかなる…と思いながら書いたら「石」のはらいでミスした。くそう。
あとでリベンジするぞ。
詩集完成後はお決まりの流れで朗読もしました。楽しかった。
10月30日㈰
この日はドラマーなお友達と大学の文化祭×観劇デート。
ヒョウ柄パーカとライダースという強い見た目の二人が群馬県内の某大学へ参戦!
若い子がわちゃわちゃしてる。文化祭ってこんな感じなのか?
自分の大学も文化祭はあったけど、1年の時は強制参加で謎のフリマ出店した以来ほぼ行ってない。身内の祭事は出たくないという天の邪鬼。かと言って友達いないから文化祭どころか近隣の大学の名前すら知らなかったため、実質人生初の大学文化祭。いえーい。
到着したら真っ先に屋台へ。定番のたこ焼きとフランクフルト、フルーツソーダ?を買って腹ごしらえ。その後は入口でもらったパンフレット眺めながら構内うろうろ。
歩いてたら自衛隊といかついバイクがあったから跨ってみたり。
ふらっと入った建物のホールでジャズ研がライブやっていたり、トルコランプ制作体験コーナーがあったので見に行ったり、CoCo壱のキッチンカーがあったのでコロッケ買ってみたり。ユニークな空間だった。
15時半を過ぎたので古民家風の建物に移動する。一昔前の下宿っぽい雰囲気が漂っているけどれっきとした大学の建物らしい。三和土が広い。ひいおばあちゃんち思い出すな。
文化祭もだが、今回の目的は我が友人せきあおいプロデュースの二人芝居、『藪の床に横たわりて(通称やぶとこ)』を鑑賞すること。
感想はTweetの引用になるけど、簡単に説明できないくらい深いものだった。「考えないで観てください」って、意地悪なことするなあ。内容知ってても考えちゃうよ。
「劇の脚本を書いているんです」出会った時にそう言っていて、台本も読ませてもらったけど、文字が人に憑依した瞬間は見たことがなかった。
これが劇になるとどうなる…?テーマが壮大だったのと、観劇もそんなにしたことがなかったので想像するのが難しかった。
自分の作品を誰かに委ねるのって覚悟がいるのに、さらに自分の求めるものをもっと掘り下げて演者に伝える事も必要になる。脚本を書くだけでもすごいのに演出までやり遂げるのは心身ともに莫大なエネルギーを消費するだろう。実践するの凄い。
凄いって口にしてるだけじゃ駄目だね。私もやりたいことはあるから動かなきゃ。
やりたいことリストを少しずつ達成しなきゃ。今、新しい固定記事も書いているので、そこにもっと頑張ること、やりたいことを書きます。
やりたいことがあるって幸せなことなんだね。