ヒンズー教から学ぶ輝く施設づくりの方法
行動してもらうことが仕事
温浴事業のコンサルタントをしています。
仕事の内容は、現状を把握して、最適と思えるアドバイスやご提案をすることを軸としています。
とはいえ、経営者として経験を積んで来られた経営者様の多くは、大抵の場合、既にご自身の中に答えを持っておられます。
その答えを明確にして、結果を出すための課題を解決するために行動をとってもらうことが仕事になります。
決断と行動と責任の意味
17年間、スーパー銭湯の運営をする会社で責任者として仕事をしていました。
その企業は、温浴事業の経験のない企業でしたので、立ち上げから参加して、複数の店舗展開を行うという経験をさせてもらいました。
ですから、自分で企画して自分で動く、というのが基本スタイルだったのです。
決裁権を超える行動をするときは、トップに納得してもらい、その上で行動するというスタイルなので結果の責任は自分にあります。
ところが、今の仕事は決断も行動もクライアントに行なってもらいます。どう決断をしてもらえるか、行動をしてもらえるか、そのきっかけや材料を提供するのが業務になります。
私の責任は顧客の決断と行動において、より良い存在であることです。
経験値から自分が直接決断して、行動すれば、早いと思うこともありますが、それでは根本的な解決にならないのです。
行動が変われば習慣が変わる
例えば、売上が低下している要因の一つが従業員の接客態度であったとします。
そのことを経営者に指摘して、なるほど、それじゃ早速マニュアルを作って、研修してください!と頼まれたとしても、それだと結果的にお金をドブに捨てることになりかねません。
なぜ、従業員の接客態度が悪いのか、なぜ、接客態度を改めなければならないのか、そこを経営者が理解して、変えると決意してもらえなければ、第三者の私が入っても成果は出ないからです。
『心が変われば態度が変わる』
『態度が変われば行動が変わる』
『行動が変われば習慣が変わる』
『習慣が変われば人格が変わる』
『人格が変われば運命が変わる』
『運命が変われば人生が変わる』
ヒンズー教の有名な言葉です
社長やキーマンの「心」を変えてもらわなければなりません。
とはいえ、私は宗教家でも、功徳を積んだ達人でもありません、多少の経験と熱意で『心』を開いてもらうことに力を注ぎます。
それが、「人格」を持った会社や施設が変わる第一歩だからです。
経営者に「心」開いてもらうためには、経営者の立場に立って、同じ景色を見る努力が必要です。
その努力は怠らないように心したいと覆います。