読まれる記事を書くためのコンセプトの決め方を考えてみた!
noteでプログ投稿を始めて2年半、投稿記事は300記事を超えました。最初の1年はコンセプトもなく、脈略のない投稿でした。view数は30〜50くらい、いいねは10個未満、0の時もあり、こんなものかと徒然なる日々だったのです。
1年ほど前から、コンセプトを決めて投稿を始めると少しずつview数も増え、現在は平均して、500前後500、多い時は800くらいはいただけるようになりました。
いいねは40〜120くらいにまで、これは正直記事の内容によって変わってきます。
発信軸を決めるというのは大切なことなのですね。
そんな私が、先日Kindle出版に挑戦したのですが、大いに悩んだのがどんな内容にするのか?本のコンセプトを決めることでした!
今回は、Kindle出版を行う際に、どのような手順を踏んだのかを振り返ってみたいと思います。
1自分の強みと弱みを考える
最初に行ったことは、自分の強みと弱みを考えることでした。とはいえ、凡人の自分の強みなど、ましてや本にするほどのものなど思いつきません。
そこで、いくつかの視点から考えて
みることにしたのです。
まずは、強みを考えてみましょう。
・現在の仕事視点
仕事で対価を得ている以上はその道のプロです。自分にとっての日常で当たり前の知識も、他人にとっては学びになることもあるかもしれません。以下が今の私の仕事です。
・過去に時間とお金をかけた視点
それなりに、人生を重ねている人であれば、時間をかけたことや、お金をかけてきたものが1つや2つは思い当たるはずです。少なくとも、それについての知識や体験談も人の役にたつかもしれません。
・続けていることの視点(5年以上)
趣味と言えるものはもちろん、付き合いや、何となくでも続けていることは対象になります!5年間の体験があれば、それはどんな状態であれ、人よりも体験があり、強みになる可能性があるからです。
例えば、私は過去に付き合いでゴルフを10年くらいしていたことがあります。ボールが見えないので嫌で嫌で仕方ありませんでした。僕にはゴルフの面白さを伝えることはできません。しかし、その逆なら1冊の本にできるほどです。ゴルフ嫌いの人には共感してくれる人もいるでしょうが、読む人はいないでしょうね!
・人から褒められること視点
自分では気づかなくても、人から褒められることは人より秀でていることです。なぜ、それができるのか。それが自分の強みになる場合もあります。
・夢中になれること、なっていることは何か?
寝食を忘れて集中できることがありますか?好きこそものの上手なれ。それは世帯に強みです。
弱みを考える
・コンプレックスを感じていること
コンプレックスは、逆に言えば同じ弱みや苦しみを感じている人にとっては、理解できる要素として強みかもしれないですよね!
・乗り越えてきた体験
弱みを乗り越えた体験や、告白は。それは自分の弱さをさらけ出すことになります。世の中は強い人が仮ではありません。むしろ誰もが弱さを抱え生きています。その告白に共感する人は多いでしょう。
2、キーワードを考える
書き出した強み、弱みからキーワードを書き出してみましょう。
私が上記の自分の強み、弱みから抽出したキーワードは以下のようなものでした。
「おふろ」(家風呂・銭湯・スーパー銭湯・温泉・サウナ)「60代」・「障害」・「健康」・「生き方」・「お金」
3、ターゲットを考える
これらのキーワードから、自分が執筆した本で共感を得ることのできる人=ターゲットを考えてみましょう。
ターゲットとなる人は「悩み」や「願望」を持った人であり、執筆する書籍によって、その「悩み」や『願望」を解決できる人ということになります。
私のキーワードで考えてみると
悩み
① 60代からの健康に疑心暗鬼である人
② 社会的関与が希薄になり孤独に対する恐れがある人
③ 収入に対して不安がある人
願望
① あと30年は健康で現役でありたい
② 自分の居場所、共感できる仲間がほしい
③ あらたな気づきや体験を収入に繋げたい
そこで、打ち出したコンセプトは
「60代から30年を健康で幸せに暮らすためのおふろの手引き書」
というものでした。
4、ニーズ調査
上記1から3までで、自分の強みから、キーワードを抽出し、そこからターゲットを想定しました。
ここで重要なことは、そのコンセプトにニーズがあるかということです。
・関連キーワードで売れている本を探す
自分の強みから抽出したキーワードで書かれた本をリサーチし、売れている本を10冊洗い出します。
私の場合、基本的に
「おふろ」✖️「健康」
「おふろ」✖️「60代」
「おふろ」✖️「生き方」
で関連本を調べてみました。「おふろ」には、家庭のおふろ、銭湯、温泉、サウナなど様々なカテゴリーに分けて調査をしました。
結果としては、タイトルで「おふろ」のカテゴリーと掛け合わせた言葉では、そのほとんどが「健康」に関するものばかりです。
「おふろ」とは直接関連する内容が見つからなかった「60代」「生き方」関連の本を、さらにリサーチする中で、「日常」や「趣味」としての「銭湯」や「温泉」に関してであれば、触れられている本がいくつかあったのです。
5、「趣味」を因数分解するとHARMの法則に辿り着く
ここで、面白いことに気づきました。「趣味」をキーワードに調査をすると、その中身は「お金」「時間」「(精神的)健康」「人間関係(仲間)」「夢(楽しみ)」に因数分解できます。
これは、人間最も興味を示すとされる(health)健康・(ambition)未来・(relationship)人間関係・(money)お金・HARMの法則が全て詰め込まれているのです。そこで今回の本のコンセプトは
「おふろ」✖️「60代」✖️「趣味」として執筆をしようと決めました。
これで、コンセプトは決まり、いよいよ準備に取り掛かります。
(つづく)