たった2つ!朝までぐっすり寝れる黄金のルール
眠りの質を上げる、快適な生活を送るためには絶対に見過ごすことのできないことです。
ベッドに入ると、数分もしないうちに眠りに落ち、目が覚めた時は爽快な朝を迎える、そんな眠りを得るための条件を2つ紹介します。
ベッドに入る1時間前には入浴を済ませておく
人間の体内時計は、夜中に体温が下がると眠たくなるようプログラムされています。これが私たちの体の自然な生体リズムです。これによって、睡眠と覚醒のサイクルを調整しているのです。
もう少し詳しく説明を加えると、私たちの体温は日中は比較的高く保たれています。これはエネルギーを消費し、活動をしているため、しかし、夜になるとメラトニンの分泌が増えて、体温が自然に下げるように働きます。
睡眠は、体温を下げることによって誘発されるようにプログラムされているのです。
体温が下がると、身体はリラックスし、睡眠に適した状態になり、下がった体温は、脳に「休息の時間だ」という信号を送るので、私たちは眠たくなるのです。
冬山で、体温が下がると眠ってしまうとい話を一度は聞いたことがあると思いますが、これはこの現象の極端な例になります。
この身体のメカニズムを上手く利用して、ベッドに入る1時間前に入浴を済ませておくと、入浴によって一旦体温が上がり、その後1時間ほどかけて体温が下がるタイミングでは、体はよりスムーズに睡眠モードに入ることができます。
加えて、温かいお湯に浸かることで筋肉がリラックスし、ストレスや緊張が和らいでいますので、結果的に心地よい眠りを得ることができるのです。
逆説的に言えば、入浴してすぐにベッドに入ると体温が上がっており、なかなか寝付けないといった状態に陥りますので気をつけてください。
ベッドに入る、2時間前までに食事は済ませておく
次に、就寝前の食事の時間ですが、これは2時間前には済ませておくのが理想的です。
食後、消化器系は食べ物を消化し、栄養素を体に吸収するために活動します。
このプロセスでは、消化活動にエネルギーを必要とし、体内の血流は胃腸へと集中しています。特に、重い食事や刺激物が多い食事は消化に時間がかかります。
食後すぐに横になると、胃酸が逆流して消化の質の低下を招き、消化不良を起こす可能性があり、よくありません。
そのため、食事と睡眠の間に適切な時間を確保することで、胃が安定します。
ちなみに、食事と入浴のタイミングは、食後1時間空けてから行った方が良いとされています。
その理由は、食後、消化活動のために血流は胃に集中しますが、この状態で身体を温めると、胃に集中した血流が分散を始めるので、消化不全を起こす可能性があるからです。
結論
上記のことから、夕方の食事は入浴後に行って、その後1時間以上ゆっくり休んだ上でベッドに入る、または、食後、1時間ほど時間を空けて入浴をして、やはり1時間以上ゆっくりしてからベッドに入るのが理想的です。
忙しい現役世代はなかなかそういったルーチンも難しい時期もあるかもしれませんが、心地よい睡眠確保のためには、心がけていただければと思います。