たったこれだけ!高血圧症・糖尿病に悩む人の高濃度人工炭酸泉入浴法
最近では、スーパー銭湯では標準的に採用されている高濃度人工炭酸泉ですが、元々は医療において治療を補完して行う装置として開発をされたものです。
この高濃度人工炭酸泉を医療現場ではどのように使われているのかを紹介します。
医師も認める血流改善効果
高濃度人工炭酸泉は、糖尿病患者の血流改善のために開発された機械を使った入浴法です。
国民病とも揶揄される糖尿病患者は、国内で327万人、更に、発症こそしてはいないものの予備軍を含めるとおよそ1,000万人とも考えられています。
糖尿病は血糖値があがり、血液がドロドロになるため、血管の老化が早く、このため、動脈硬化を起こし、高血圧症によって心筋梗塞や脳梗塞の発症率が高まるのです。
また、肝機能が著しく低下する要因ともなり、やがて多くの方が、人工透析を行わなければならないというリスクも抱えることとなる、とても恐ろしい病気!
人工透析患者となれば、下肢閉塞性動脈硬化症により足の血流不良、しびれや痛み、歩行困難、潰瘍などが起きる危険があります。
継続して行えば、やがて血管が石炭化して、硬化して脆くなり、症状が悪化すると下肢が壊死してしまい、そうなれば切断をしなければなりません。
このため、透析を行う多くの病院では、下肢閉塞性動脈硬化症の発症や合併症を防ぐため、或いは緩和のために、高濃度炭酸泉の足湯で下肢の血行改善の治療プログラムが採用されています。
高濃度炭酸泉に浸けた足は、二酸化炭素が皮膚から吸収され直接血管に作用し、これによって硬化して、拡張しない血管や血毛細血管が自発的に拡がり、血流を改善させてゆく治療です。
医療現場で使われている炭酸泉は高濃度人工炭酸泉といい、炭酸ガスを人工的にお湯に溶け込ませています。高濃度とは炭酸の溶解度が1,000ppm以上の状態のもを指します。
この高濃度の炭酸泉を、足湯だけでなく全身浴として利用できればさらに高い効果を得ることが可能になります。
高濃度人工炭酸泉による万病対策
7大生活習慣病とはがん・脳卒中・心筋梗塞・高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全のことをいいます。
いずれも、発症の要因は、血管に起因していますので、健常者であっても高濃度人工炭酸泉が常的に使えれば、成人病の予防にも効果的です。
このため、多くの医師が日常的に高濃度炭酸泉の利用を推奨しており、専門医による炭酸泉に関する本もいくつもあります。
医師が推奨する理由で、最も核となるのは、ぬるめのお湯であっても炭酸効果で体感温度が高く、長湯をしてもし心臓に負担をかけず、しっかりと温まることができる点です。
うれしいことに今は専門医が採用している高濃度人工炭酸泉装置と同等の装置を使った、高濃度炭酸泉のある銭湯、スーパー銭湯が全国各地にあります。
家庭の入浴剤の溶解度は数十ppm〜数百ppmですので、1,000ppm以上の高濃度人工炭酸泉の効果は全く違います。
とくに、1,000ppm以上の高濃度人工炭酸泉のある施設を見つけたら、是非定期的に通ってみてください。