ベタなことに振り回されない方法
こんにちは,SGです.GWに入り,課題を消化したり,テスト勉強をしなければならないというのにまたnoteを書き始めてしまいました(汗).
今回は,ベタなことに振り回されない,という題で書いていきます.短めになる予定なのでサクッと読んでいただければと思います.
まず,ベタなこととはなにかというと,「よくありがちなこと」だといえます.そして今回は特に,自分にとってマイナスな出来事について考えます.すなわち,ありがちではあるが起こると残念だったり,悔しかったり,気分が落ち込んだりしてしまう出来事です.
具体的に言えば,仲が良いと思っていた人に裏切られてしまうといったことや取れていたと思った科目の単位が落ちてしまっていたこと(大学生すぎるたとえで恐縮です)などです.もっと軽い例で行けば,用事が多い日に電車が遅延するとかも含まれるでしょう.
これらの出来事に共通することは,まず自分の期待があって,それに反する現実が起きたということです.実際,仲が良いと思っていた人は,相手からしたらそんなことはなかったかもしれません.自分がよく理解できたと思った科目も,教授からしたら的外れな理解だったかもしれません.電車はそもそも遅延することはあるのが前提です.
つまり,なぜネガティブな感情がそこから生まれるかといえば,それは誤った期待にあるわけです.
しかし多くの人は,それは相手が悪いのだと考えます.それは自分の期待が誤っていたという事実をしっかりと認識しないということです.自己責任的なとらえ方ができないということです.
このように考えてしまうと,現実におこる多くのトラブルに右往左往する毎日を送るようになります.実際にそうだという人も多いことと思います(かくいう私も実はそちら側の人間でこの記事は自戒を込めて書いています).この状況はあまり望ましいものとは言えません.
これを回避するためには,自分の期待を下方修正するということができます.物事を自己責任ベースでとらえ,過剰な期待を避けるというものです.この場合に重要になるのは,願望は下方修正してはならないということです.願望が小さくなると生きる意義が見出しづらくなります.したがって,現実はこんなもんだけど.こんな理想があるということは願望として持ち続けモチベーションにしていくべきだということです.これはまた別の話に詳しく書くかもしれません.
自己責任であるととらえる方法は,本質的に大事な考え方です.これはアドラー心理学に詳しいもので,世の中は究極的には自分がどうなるかということで決まるという構えを重視しています.しかし,これはなかなか難しいことも事実です.いくら自己責任といっても受け入れがたいこともあります.
そのうえで,ただベタな出来事に振り回されてネガティブな気持になることを避けることを目的とします.それに限って言えば,あるテクニックが使えます.それは,「というパターン」というとらえ方をすることです.
例えば,一方的に仲がいいと思っていたやつに裏切られるというよくあるパターン出たーー!!ww,という風に認識するということです.何度か意識的に行うと自然にできるようになってきます.
このテクニックの肝は,出来事をパターンとして客観的に認識するということです.これを可能にしているのが,「というパターン」という言葉なわけです.
なぜこういう事を行うかといえば,それは世界が認識によってできているからです.認識を変えれば,それはすなわち意味づけを変えるということになります.起こった事象は物理的には変わりませんが,その出来事が持つ意味はもちろん変わり得ますし,それに対応して人間の感情は変わります.
要は,起こった出来事に対して,自動的に感情をネガティブな方に動かされるのはやめるということです.そんな自動機械のような反応をして,勝手に苦しくなるのはバカらしい,ということです.そのためには意味づけを変えて,感情をコントロールするのが効果的なのです.
さらに今回の,パターンでとらえるという考えは抽象度を上げるという考え方にもつながります.メタな視点で見た場合,一見異なる出来事でも同じパターンのことである,というのはよくあります.私があげた具体例は,とても抽象度が低いものですが,より抽象度の高い部分でもパターン認識ができるようになればほとんどの物事に動じずにいられるようになってくるでしょう.
最後に,今回のことは人間関係にも応用できます.例えば,喧嘩をするということがあります.そうした時多くの人は,相手の具体的な発言や態度に注目して怒りを増幅させ,冷静な判断ができなくなります.しかし,相手の発言のもととなっている感情,心の動きを感じ取れば,一回りも二回りもメタな視点で冷静に状況をとらえることができます.そしてそのために有用なのが「というパターン」なのです.つい,相手の人格否定をしてしまうパターン出た――!!wwとかがそうですし,もう少し抽象度を上げれば,自分の意見が否定されたことを人格否定だと感じてしまってるパターン出たーー!!wwとかもあるでしょう.とにかく相手と同じ土俵で対応しない,冷静になる方法として有用だということです.
いかがでしたでしょうか.今回は短めにさせていただきました.意外と意識している人が少ないことだと思うので,少しでも役に立つ考えを紹介できたとすれば幸いです.
それではまた次の記事でお会いしましょう.