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朝活奮闘記ー朝が好きなのにちっとも起きられないー

早朝の空気が好き。
特にまだ薄暗い、4時ごろの空気のにおい。
とても澄んでいて、自然とゆっくりとした深い呼吸になる。

人間は夜寝ている間に身体を修復するらしいけれど、
地球も同じなのかもしれない。
きっと人間たちの活動が収まった夜の間、空気も浄化されるに違いない。

人の気配がせず、必要以上の音がない、静かな世界。
その中で黙々と布をざくざく切ったり、ちくちく縫ったりしていると、
この世界が自分のためだけに存在してくれているような錯覚に陥って
何か特別な存在になったかのような気分になる。

作業に没頭し、ふと顔を上げると、
いつの間にか空が白んできているのに気がつくのも好き。

でも朝6時を過ぎると、魔法がとけてしまうのを感じる。
7時にもなれば、地球はすっかりみんなのものに戻っている。


ああこんなにもわたしは早朝が好きなのに!

なのにちっとも起きられない、ジレンマ。

朝時間、朝活、朝ごはん・・
「朝」というワードの入った記事やニュースを見ると心が踊る。
磁石のように引き寄せられ、片っ端からチェック。

早起きのためのtipsなんて数えきれないほど知っている。

どれほど早朝が素晴らしいかは十分体験済みだし、
その日1日がとても充実したものになることも承知している。

睡眠の質を改善する努力もしている。

でも、目が覚めると二度寝の誘惑にどうしても勝てない・・

このゴールデンウィークを利用して、
早起き習慣をつけるつもりだったけれど、
時間がたっぷりあると逆に甘えが出てしまい、
6〜7時起き、と通常運転だった。

わたしは3日に一度くらいの割合で、ホームベーカリーを使用して
オーバーナイトでパンを焼いている。
ワクワクしながら仕込みをし、朝5時にできるようにセットする。
明日の朝、これがあれば早起きできるだろうと
当然目論んでいるのだけれど、
なぜか翌朝にはすっかり忘れている。
やっとの思いで起きて、ベッドルームのドアを開けた瞬間に
パンのいい香りが入ってきて、思い出す。

パンを焼いていたの、忘れてた!もう6時!
もっと早く起きればよかったな・・と少し後悔する。

これからの季節は、ドアを開けたまま眠ることで
パンの香りを活用することができそう。

あとは、起きて一番に見るスマホのロック画面の壁紙を
下の写真のようにしてみるというのはどうかな。


あえて「Wake up!」などとは言わない。
そのほうがすんなり起きてくれそうな気がするから。







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