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宇宙の映画紹介① :マトリックス /THE MATRIX

全世界で空前の社会現象を起こした、近未来アクション超大作!

あなたは夢と現実を区別できますか?
この世界が、実は仮想世界だったという衝撃の設定。


あらすじ

コンピュータプログラマーとしてニューヨークの企業で働くネオ。凄腕ハッカーという別の顔を持つ彼は、最近“起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピュータ画面に、不思議なメッセージが届く…「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白うさぎの後をついていけ」。正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという男と出会う。そこで見せられた世界の真実とは。やがて、人類の命運をかけた壮絶な戦いが始まる。

公開日

1999年3月31日(米国公開)

監督

ウォシャウスキー兄弟(現 姉妹)

製作国

アメリカ


内容 (ネタバレを含みます)

1.夢か現実か

現実のような夢をみることに違和感を覚えていたエンジニアのトーマス。ある日パソコンの前で寝ていると、目の前に奇妙な文字が現れた。
「起きろネオ」…「マトリックスが見ている」
トーマスはひとりでに動くパソコンに混乱する。
「白いウサギを追え」…「ノック、ノック」
画面に出た次の瞬間、「ノック、ノック」後ろのドアがノックされた音が聞こえた…。

画面の指示通りに''白いうさぎ''の女性追いかけていくと謎の女性トリニティに出会う。

トリニティはネオというトーマスの別名を知っていた
→ネオはハッカーでコンピュータ犯罪に関与している
「あなたに危険が迫っている」
「あなたのことは全て知ってる」
「夜な夜な何をしているのかも」
「あなたが望むなら、知りたいことを教えてあげる」

トーマスは起床する。
また変な夢を見ていたのかと…。

翌日会社に行ったトーマスは謎の黒スーツの男達に追われ捕まってしまう。協力しろと脅されながらも運良く解放されたトーマス。

その夜トリニティの導きで、探していた彼、モーフィアスと出会うことができる。


2.違和感の先

薄暗い雑居ビルの1室に案内されると、そこには全身黒い服を着て怪しげなサングラスをかけた男性がいた。
その男性がモーフィアスであった。
モーフィアスはネオを歓迎し、落ち着いた声で話す。
「君は運命を信じるか?」と聞かれたネオは「信じない、人生は自分で決めるもの」と話す。
モーフィアスは「ここへ来た理由は、君が今まで感じてきた、今の世界は何か変だ、という得体の知れない強い思いがここに連れてきた」という。
続けて、「マトリックスとは至る所に存在する」
「真実を隠すための、目の前に下ろされた虚像の世界」
ネオ、「真実とは?」
モーフィアス「君は奴隷だということ、匂いも味覚もない世界に生まれた、心(精神)の牢獄だ」
また「マトリックスは人に教わるものではなく自分で見るしかない」という

3.真実の選択

モーフィアスはネオに2つの薬を見せる。
「辞めるなら今、後ではもう遅い」と忠告する。
「青を飲めば、ここで終わる。ベッドで目が覚め、あとは好きに」
「赤を飲めば不思議の世界の正体をのぞかせてやろう」
「忘れるな、見せるのはあくまで真実だ」と念押し。
ここでネオは赤い薬を選ぶ。

赤い薬を飲み真実を選択したネオは奥の部屋へと案内される。そこにはたくさんの機械が並んであり、モーフィアス、トリニティの仲間の人々もいた。
これから君の本当の肉体の場所を探すとのこと…。

ネオは気を失い、意識が戻ったときには、とても信じられない光景が目の前に広がっていた。
自分の身体は液体に浸かっており、たくさんのプラグが身体中に刺さっていた。
辺りを見回すと、どうやらネオが入っていたカプセルは上下左右に無数にあり、真っ暗な世界にあるカプセルの中で皆眠っているようだった。。

ネオはカプセルから追い出され、頭のプラグを抜いたせいか朦朧としながらも、モーフィアスたちと再会する。「現実の世界へようこそ」

4.マトリックスの正体

モーフィアスは、「今は1999年ではなく2199年ごろ」だと話す。そこは2069年に製造された宇宙船の中だった。
「マトリックスの正体を見せよう。」
ネオはイスに座らされると後頭部のプラグを介して別世界の真っ白な空間にいるのだった。
モーフィアスが現れ「君は今プログラムが創り出した世界いる」
「仮想世界のなかにいる」
「何でも創り出せる、服はもちろん、装置、武器、訓練シュミレーション、読み込むだけでいい」と語る
そこにいるネオは、服も違い後頭部のプラグもなく、その姿はマトリックスにいたときの記憶が映し出した残像だった。

現実とは何か?「現実と仮想世界の明確な区別はできない」
「五感で感知できるものが現実だと言うならば、それは脳による電気信号の解釈に過ぎない」
「20世紀の世紀末の世界、神経相互作用が創り出した虚像の世界が”マトリックス”」
今の存在する現実世界は、真っ暗なディストピア(反理想郷・暗黒世界)と化していた。

5.人類vsAI

「21世紀の早い時期に、人類は英知は世紀の発明をする、それがAI(人工知能)である。」
しかしそのことが地獄の始まりだったかもしれない。
「全てのコンピュータは単一の意識をもった」
コンピュータと人類が争いを始め、人類は青空は壊すこととなった。
「当時のコンピュータたちは太陽をエネルギー源としており、それを遮ればコンピュータたちは滅びると考えた。」
空は常に分厚い雲で覆われており、人間も太陽光を浴びることができなくなってしまった。

6.エネルギー源

今のエネルギー源はどうなったのか。
「人体に体から出る生体電気エネルギーは膨大な熱量を生み出すことができる」
「コンピュータそれを核融合と結合させパワーを得ようと考えた」
「果てしなく広がる巨大な発電所、人間は誕生するのではなく、栽培される」
「死体を液化し、生きた人間の養分として注入する」
カプセルの中に入れられた赤ん坊はプラグに繋がれたまま一生を終える。
「マトリックスとは?支配だ。」
「コンピュータが創り出した仮想世界。その目的は人間を支配し、姿を変えることにある。」
ここでモーフィアスは乾電池をネオに見せる。
ネオは、信じられなかった。
「そん有り得ない。やめろ!早く出してくれ!」
焦燥感に駆られ、受け入れ難い真実から混乱のあまり意識を失ってしまうのだった。

ここからはマトリックスの世界と現実世界を行き来しながら、ネオの成長の物語が続きます。

預言者の言葉…トリニティとの関係…迷い…覚醒…

また対抗組織との本格的な戦いが始まり、それが人類の命運を左右することになることは、マトリックスにいる誰も気づいていないことでしょう。

筆者の感想

ここまで読んでいただきありがとうございます!
この映画は私がSF映画にハマるきっかけともいえる作品です。シリーズを通して何回も見返し人生のバイブルにしています。
この映画の人間が乾電池となってエネルギー源にされているという設定がかなり衝撃ですよね。この記事を書くにあたって様々な考察を見ました。その中で「機械たちのエネルギー源は核融合だけで十分。機械たちが人間をエネルギー源にしているのではなく、いつか現実世界で人間が住めるようになるまで保護してる」
という考察がありました。その発想なかった!と驚かされました。機械は人間に役立つために生まれて、人間がいないといる意味がない。なので今のマトリックスの保護方法も機械なりの愛だということ…。
皆さんはどう思いますか?
まだ見たことない方は是非!

引用

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