【私の暗黒時代④】自死直後の現場の光景が目の前に!!
暗黒時代を生きていた私の体験談…
それらを毎回綴っている理由は、ネガティブ思考が引き起こす悲惨な幻想世界を紹介するためです。
本日もシェアしようと思います。
第4回目。
私にはなるべく避けたい場所、できることならその周辺ですら通りたくない場所があります。
とはいえ、完全に避けることは難しく、自宅から車で10分程度の場所なので、今でもたまに通ることがあります。
その理由となったある出来事‥‥
それが起きた当時は、毎日、医療機関を訪問する仕事でした。
大きな病院からクリニックまで、1日に約40ヶ所くらい廻っていたと思います。
ある心療内科クリニックを訪ねた時のこと。
そこはテナントビルの2階にあり、駐車場は表道路からビルの1階をくり抜いた形となっている通路を通り抜けたビルの裏側に位置しています。
徐行しながらその場所に着いた瞬間、目に飛び込んできた光景は
嘘でしょ……
そのビルの屋上から飛び降り、自らの生命を絶たれた方の直後の生々しい現場でした。
動けなくなるとはこのことで、身体が震えるばかりの私。
ビルの裏側で起きたことなので、人目に付き難いということもあり、辺りには私の他に誰もいない。
とりあえず救急車を呼ばなきゃ…って思うのだけど…
震えて震えて、ただただ震えて、そこにある携帯電話に手が届かず、あまりの衝撃的な光景に
気を失ってしまいそうなほど。
と、その瞬間、誰かの声がしたような…
救急車を呼んでおられる方の声でした。
後で分かったのですが、煙草休憩をとるために
ビルの外の非常階段に出られた、そのビルの他のテナントに勤務しておられた方が、私よりほんの少しだけ先に発見されていたようでした。
目に焼き付いてしまったその光景…しばらく食事もできず、夜も眠れない日々が続きます。
最もきつかったのは、仕事なので、翌日からも毎日その場所に行かなければならなかったこと。
人が自ら死を選択するって、いったいどんな心境なのだろう。
その場所はいまでも私に、生命の尊さ、そして儚さを問い続けます。
苦難の多い人生ではあるけれど、自ら生命を絶つことを、私はこれまで一度も考えたことはありません。
いまならちょっとはわかる。苦難の多い人生って言っても、全ては魂が経験を求めているから。
でも当時は、不運な自分の人生にどっしりとネガティブ思考で構えて、攻撃的に立ち向かっていた。
だから次から次へと起こるわ起こるわ!
これでもか!っていうほど不運な(…と思い込んでいた)数々の出来事。
暗黒時代の経験はまだまだ続きます。
次回もぜひご覧ください。
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