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介護施設のIT普及率。これって本当ですか?

今回は短めに書きます。

以下で、30分あたりで少ししゃべっている内容です。

介護業界では、ロボットの導入が期待されている分野の一つです。

厚生労働省も、介護ロボットにはいろいろ施策を打っています。下記のように、お試し・相談できるリビングラボ・ネットワークも作っています。

ロボットにも、見守り・対話・介助などいろいろありますが、そのほとんどにはICTが必須になります。見守りの状況はネットを通じて送られますし、対話だって、認識や対話のエンジンは実はクラウド上にあったりします。AIを入れようとしても、今のほとんどのAIはクラウドで動かざるを得ません(特に、機械学習という賢くなる部分)。

当然、これらは、インターネットにつながっていないと使えないわけです。では、現在の介護施設では、どの程度インターネットを使えるのでしょうか?

では、物件数No1を謳う、「みんなの介護」で、「ネット利用可」という条件をつけられますので、それで探してみましょう。https://www.minnanokaigo.com/search/

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えっと・・・全国49,127件中、ネット利用化は2,339件。

・・・・4.8%ですね。

これって本当なのでしょうか?

もちろん、施設にネットが来ている件数ではなくて、入居者が使える件数だと思います。

しかし、事務所までネットが来ているのと、入居者の各部屋までネットが来ているのは、IT活用の可能性はかなり異なります。

私も介護施設でたくさん実験して経験しましたが、事務所でWifiが使えても、各部屋にはそう簡単には届きません。部屋の扉は鉄でできた頑丈なスライドドアだったりします。そうすると電波を通しません。

そうなると、見守りもできません。対話ロボットもしゃべれません。

それどころか、ご家族ともオンラインで会えません。このコロナの中、直接の面談を禁止している施設も多いですから、何ヶ月も、ご家族に会えない方も多いのでしょう。

このような刺激が無い状態が続くと、当然ですが、高齢者は運動不足(フレイル)が進みます。認知症も悪化しやすくなります。
本当に、本当に4.8%なのでしょうか?

コロナを受け、ICT導入補助金が、厚生労働省の施策に伴い各都道府県でも始まっているかと思います。

私たちも、このような現状を踏まえて、日中はネットにつながらなくても(オフラインでも)使える、AI介護記録スマホアプリを提供しています。

しかし、本当にこのようなインターネットの普及率なのでしょうか?
だれかご存じでしたら、ぜひ教えてほしいです!


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