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男の一人旅 高雄・台南・屏東🇹🇼番外編

1805文字

台湾最終日は日本へ帰るだけなので、大きなトピックはないのだが、最後に番外編としてこの台湾シリーズを締めたいと思う。

朝食:興隆居(Xing Long Ju)

最終日の朝食は、やはり興隆居の湯包が食べたいと心から思った。

いつものようにラジオ体操する地元の人々が集まる公園を抜け、興隆居に到着すると、いつにも増して大行列になっていた。よくよく考えると、この日は土曜日だった。

大行列①
大行列②
2個だと箱に入れてくれる
湯包

前日の夕食が鶏の手でほとんど食べられなかったので、お腹が空いていたこともあるが、フライト時刻も昼時だったので湯包を4つも購入した。

咖啡深藏 前金中華門市

その足で興隆居の近所にある咖啡深藏というコーヒーショップに入り、アイスコーヒーをテイクアウトした。

テラス席ではビジネスマンたちが談笑しており、ちょっとした休憩場所になっていた。

シンプルな内装
テラス席あり
アイスコーヒーでかい

ホテルに戻ると、早速 4つ購入した湯包のうち 3つも朝食にたいらげてしまった。残った 1つは箱のままリュックにしまい、空港で食べることにした。

アイスコーヒーの味は、豆を自家焙煎してそうだったが、僕の好みの味には何か風味がもうひとつ足りなかった。この頃、飲食物全般に対して鼻に抜ける芳香というものを求めてしまう傾向がある。

そういえば、ホテルのエレベーターで欧米人の男性と相乗りする場面があった。

欧米人の男性は「Six please.」と言ってきて、僕は急に英語モードになった。

去り際には「Have a nice day!」とお互い言いながらお別れしたのだが、ニューヨークではこんな機会も少なかったので、少し嬉しかった。

フライトの時刻が昼過ぎだったので、ホテルのチェックアウト時間である11時までテレビを観ながら過ごした。

特に面白い番組もなく適当に観ていたのだが、伝統舞踊について語るおばちゃんに目が止まった。

何かどこかで観たことがあるような...という感情が湧き、しばらく観ていると「ロバート秋山の変面ショーだ!」と分かり、笑ってしまった。

それにしても、本家もこんなすました顔をするんだなと思ったが、ロバート秋山の目の付け所が凄すぎると感心してしまった。それを梅宮辰夫でアレンジするなんて、発想が飛び抜けている。

高雄國際機場(Kaohsiung International Airport)にて

EASY CARD の返金

ホテルをチェックアウトし、美麗島駅まで歩き、地下鉄で高雄国際空港まで移動した。

高雄国際空港でやろうとしていたことは、EASY CARD 内のお金の返金である。EASY CARD の中には 400NTD ほど残っていたので、2000円以上はある試算になる。

空港内にある受付窓口に行ってみると、席には誰もいなかった。少し嫌な予感がしたのだが、よくよく確認すると土日はお休みとのことだった。結果、カード内のお金は返金できず終いとなってしまった。

両替

続いて、台湾銀行で両替をした。レートについては全く気にしなかったが、行きにUS200ドルを両替し、帰りに US57ドルが戻ってきたので、US換算で143ドル使用したことになる。

1ドル155円で計算すると 22,165円となるので、EASY CARD に残された約2000円を加味すると、今回の旅で約20,000円の使用となった。

ついでに航空機代42,620円、ホテル代 17,007円を合わせると、4泊5日で約80,000円の費用だった。

空港でのお見送り/お迎え

両替も済ませ、空港のチェックインまでまだ時間があったので、待合ロビーで座って待つことにした。

あまりに暇なので人間観察をしていると、空港でのお見送り/お迎えというのは何かいいなと純粋に思った。空港には色々な人がいたが、長時間にわたり待機して、扉が開き、待ち望んでいた人が現れた瞬間に何か両者に瞬間的にポジティブな雰囲気が発生する。

会えないからこそ、会えた時は嬉しいし、また会えなくなってしまうから悲しくなる。

ここには、何か人間を人間たらしめる情緒というものが絡んでいる気がする。

そういう意味では、抽象的に変換すると、やはり「変化」が必要なのではないかと感じた。

一定では慣れが生じてしまう。

人生には、一定と変化を往復することが必要なのではないか。

そんなことを台湾の空港で考えていたのだった。

おわり

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