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【カードのつくり方24】 You're the zest 君は最高! ベストなゼスト!
酸っぱいレモンは暑い季節に食べたくなりますね。夏を代表する果物かと思いきや、レモンが熟れるのは秋なのだそうです。
前回の ”You are one in a melon” につづき、今回もユーモアメッセージのカードです。 ”You’re the best” のベストに "zest" をかけて、その意味は「君は最高」。
レモンのデサインのカードには定番のメッセージで、 "You're simpl
手づくりグリーティングカード24:筋目正しくスコアリングボード・その2
前回に引きつづき、スコアリングボードのお話、第2弾です。
ボーンフォルダーとソーイング用へら
前回ボーンフォルダーの代用品についてお話ししましたが、実はもう「ひと品」試したものがあるのです。洋裁箱の中にこれを見つけたときには、密かに(誰も見ているわけではないのですが)ニヤリ。
ソーイング用の「ヘラ」です。
編み針やかぎ針は損傷が怖くて実験する気にはなれなかったわたしですが、こちらは同じ印つ
【カードのつくり方23】Happy Birthday 君は万にひとつのスイカ
夏生まれの人につくったお誕生日カードです。中に書いたメッセージは 、
"You are one in a melon!"
君は万にひとつのメロン!
どういことかと言いますと、”one in a million ” は「万にひとつ」、信じられないほど特別という意味の慣用表現で、ミリオン(million)にメロン(melon)をかけているのです。
スカイは "watermelon" 、メロンの一
手づくりグリーティングカード23:筋目正しくスコアリングボード・その1
「スコアリングボード」と聞いて、頭に絵がパッと浮かんだ方はすごい!
サッカーや野球などスポーツの「スコアボード」なら知っているよ、という方はたくさんいらっしゃると思うのですが・・・。
スコアリングボードとは
スコアリングボードを英語で書くと "scoring bard" 。 "score" にはたくさんの意味があります。そのひとつがスポーツの「得点/得点する」ですが、今回のテーマに関連してい
【カードのつくり方22】Summer Greetings 夏のあいさつはなつかしい思い出
前回、暑中見舞いの葉書や便りは日本ならではのあいさつだとお話ししました。ゆえに、これにぴったりな英語のメッセージはなく、 "Summer Greetings(夏のごあいさつ)" でカードをつくることにしました 。
このメッセージなら、暑中お見舞いよりひと足早い夏至から残暑お見舞いの頃まで長い期間おくれます。
モチーフはヨーヨー風船。うだるような暑さを一瞬でも忘れられるような涼しげなものを・・・
手づくりグリーティングカード22:暑中お見舞いと郵便屋さん
7月となれば夏も本番。今回は暑中お見舞いと郵便についてのお話です。
ゆっくりでも郵便で
天に数多と散らされた衛星により、メールやSNSのメッセージが地球の反対側に暮らす人にも瞬時に届く。
ミレニアル世代には当然のことかもしれませんが、そのほんのひとつ上の世代はワープロ(ワードプロセッサ)の登場にも目をぱちくりさせていたのです。
当時、「20年後にはだれもがポケットに入る電話で会話しているよ
【カードのつくり方21】Happy Father's Day 「父の日」は父をなんとする
6月第3日曜日は「父の日」。「母の日」と比べると今一つ盛り上がりに欠ける「父の日」ですが、お父さんがお母さんと同様に大切な人であることは言うに及びません。
ところで、みなさんは「父」を何と呼んでいらっしゃいますか。お父ちゃん、お父さん、パパ、親父。わたしの周囲ではファーストネやニックネームで呼ぶなんていう人もいますよ。
明治生まれのわたしの祖母は「ととさん」。まるで浄瑠璃の世界のような言葉に驚
手づくりグリーティングカード21:ちょっと待って、それ、おくれる?
ある日、わたしの友人は、心をこめてつくったグリーティングカードをわくわくしながら郵便局に持っていきました。
「お願いします」
カードを差し出す彼女に、郵便局の方からは思いもよらない返事が・・・。「送れません」
なぜ?
カードの大きさはさまざま謎解きのヒントはこの題にあります。そうです、友人のカードはその大きさに問題があったのです。
海外ではグリーティングカードを手づくりする人のために、いろ
手づくりグリーティングカード20:「母の日」おくりものはなくとも
チューリップ、アネモネ、ラナンキュラス。
庭で春の花がアンサンブルを奏でる頃になると、郵便ポストには赤いカーネーションが咲きます。
「母の日」の贈り物のためのダイレクトメールの中に。
母の「日」いろいろ
「母の日」は20世紀の初めに、あるアメリカ人女性が母への哀悼の意を表し、教会でカーネーションを配ったことが始まりだとか。
アメリカでは1914年に5月第2日曜日を「母の日」とし、祝日に制
【カードのつくり方19】Happy Easter ライオンのように訪れ、子羊のようにゆく春
3月は「ライオンのように訪れ、子羊のようにゆく」(in like a lion out like a lamb)という英語の諺があります。
変化しやすい3月の気候をたとえたもので、ライオンは荒れたお天気、そして子羊は穏やかなお天気を意味します。
日本でも春先は三寒四温と言うように、急に暖かくなったと思ったら、次の日には降雪があったり、寒暖の定まらない時期です。
冬の長い夜が少しずつ短くなり始
手づくりグリーティングカード19:春風にのせてイースターカード
春一番が吹き、木々の枝に小さな芽がふくらみ始めたら春はもうすぐそこ。
イースターカードの季節です。
イースターとは
キリスト教の行事と聞いて、最初に思い浮かぶものは何ですか。それはたぶんクリスマスではないでしょうか。
クリスマスはキリスト教圏の国ばかりでなく、日本のようにそうでない国でも祝われる大きな行事です。
確かにそうなのですが、実はキリスト教において、本来最も重要な日とされるのはイ
手づくりグリーティングカード18:結局のところダイカットマシン
今回は、前々回の「手づくりグリーティングカード16:悩める大道具ダイカットマシン」のつづきです。
ダイカットマシンのはじまり
アメリカでのダイカットマシンの歴史は18世中頃までさかのぼります。当時は産業用で、靴の型取りなどに使われていたようです。
それから長い時を経て、ダイカットマシンのメーカー Sizzx (Sizzix | Die Cutting Machines, Dies & Emb
【カードのつくり方18】Warm Wishes あたたかな願いをこめて
その昔、カナダのカルガリーでスキージャンプのジャンプ台を見たことがあります。あまりの大きさと高さに圧倒され、眺めているだけで足がガタガタと震えてきました。
そびえ立つジャンプ台のてっぺんから急斜面を下りるのは、滑るというより天から地への落ちるようなもの。それを勇敢にこなし、猛スピードで下りてきたかと思ったら次は飛べ!だなんて。
こんな心臓破りなスポーツをいったい誰が考えたのかと思いますが、「観
手づくりグリーティングカード17:そっと告げるバレンタインデーカード
今回はバレンタインデーカードについてのお話です。
冬の街に咲く赤
イギリスは思い出のある国です。その話は長くなるので割愛しますが、さて、かの国ではクリスマスデーが過ぎ、年が明け、十二夜も終わると長いクリスマスはようやく終わります。
クリスマスのデコレーションが片づけられた街はがらんとして、明かりを失ったような暗さ。それは冬特有の曇天と日の短さのせいもあるでしょう。
1月は気分がふさぎがちに