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惟規「親子って変わらないようで変わるんだな」

オープニングタイトルの前に、藤式部が呟いた「宿世/すくせ」は、宿命、定めということだろうか。

宿命は変わらない。しかし、人は変わる。

第39回のタイトルは『とだえぬ絆』 さまざまな絆が描かれた。

<裳着の腰結>
まひろのときは(まだ親戚のおじさんだった)宣孝が、賢子のときは叔父である惟規が務めた。あ、これもまた、目に見えるかたちの絆だと思った。一見、陽気でちゃらんぽらんだけど、人のことをしっかりと観察している。宣孝と惟規にはそんな共通点があった。

伊周・隆家(兄弟の絆)
俺が何をした… 弟は無言 花山院の件がなければね…

彰子・敦康(養母と養子の絆)
もはや危うい 晴れてお独り立ち 道長そわそわ

まひろ・賢子(母娘の絆)
同じ道を行きたくはございませぬっ! 道にはこだわる女たち

まひろ・惟規(姉弟の絆)
父上と目も合わさない姉上 怖かったよ…(苦笑)

惟規・いと(乳母との絆)
幼き日より私がお育て申し上げたのでございますよっ!

いとの表情がとても印象的だった39回。喜びの期間があまりにも短すぎるよ、、涙 彼女も変わらないようで、変わり続けているのだろうな。為時の家に、いとがいて良かった。乙丸がいて良かった。これもまた、すくせ。

為時・惟規(父子の絆)
思 ふ


今回はやはり、藤原惟規について書かなければならぬ。

視聴者にもひだまりのような安堵と緩和をもたらしてくれた素敵な人物。いつも明るく軽く、飄々とした性格。愛嬌のある犬顔で丸顔🐶 なぜ振られたんだ!めちゃめちゃいい奴じゃん!

文官として出世したし、歌も数多くのこっている。そのいくつかに触れると、人懐っこくて、周りの人の言動をにこにこしながら聞き、よく観察していた人なのではと想像。よく分からないけど、そんな気がする。

道長たちのように眩しく強い光ではないが、みんなから愛された『おだやかであたたかい光』がひとつ消えてしまった。宿世 (T_T)


前回の感想↓



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