" ノウゼンカズラ 短歌 "
炎天に 朱は紛れゆき
曇りのみ 輪郭を持つノウゼンカズラ
木のベンチ 座れば吾の足もとに
ノウゼンカズラの花は落ちゐつ
朱の色の判押すごとく
いつしらに 地に散らされしノウゼンカズラ
◇
先日のとても蒸し暑い日のこと。
いつもは暑すぎて、夕方になってもお散歩に行く気が全く無くなってしまった柴がケージから出てきて、まだ行きたくない私の前で伸び伸び~したので、しょうがなしに散歩に出掛けました。
お散歩バッグに自分用の水筒を入れて。
他所の柴くんは、外でも犬用の水筒から水を飲んでいるのに、うちの子はかたくなに家でしか飲みません。
行きたいと言われて行ったのに、やっぱり柴さん歩かない………。
早く済ませてさっさと帰りたいところですが、柴に付き合っているうちに此方もふらふらしてきて、ちょっと水分補給、とベンチからベンチへと座りながら歩き、ノウゼンカズラの棚の下にあるベンチへ辿り着きました。
この花は、南国っぽい感じがするのですが、中国から渡来したものらしいです。花の形がトランペットにも似ていることから、英語でトランペットクリーパーとも言われているそうです。
休憩しながら、ついでに写真も何枚か撮って・・・
やっぱり帰り道は柴もヘロヘロで、カバンにいつも入れているフードをあげないと歩かない(犬友の話によると、私が散歩した時にだけ、こうするみたいです…)・・をし出し、ひとつやっては、5、6歩かせ、をやらせているうち、いくら暑くてもこんなに飼い主が言いなりになっていてはだめだと思い直して、今度は5、6歩いたらひとつ、また5、6歩いたらひとつに変えてはみたものの、近いはずの家が果てしなく遠い。暑い。
やっと家に到着して、あ、無い!
柴の落としたものを入れたポリ袋が無いことに気付きました。しまった!
柴の足をタオルで拭いて、クーラーの効いた部屋に送り込み、私はもう一度ポリ袋を探しにとぼとぼと俯きながら公園へ行ったのでした。
暑苦しい話で、すみません(_ _)(^ω^U)/