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臨時受診-ひねくれた思い込み

次の診察日は3週間後のはずだった。
だったけど、先週自傷がひどくなり、心理士さんの勧めで臨時受診することになった。

診察室に入るなり「どうですか」と聞かれて、いつも通り「大丈夫です」と答えてしまった。
大丈夫なら臨時受診なんてしないし、大丈夫なわけないのに。

しばらく沈黙が続いたから、話して良いってことかなと思い、いつもより多めに話をした。

一応就職が決まっていて、卒論もある程度目処が立ってきた。先生曰く「周りから見れば何も問題はない」らしい。だからこそ「何が辛いのか」と聞かれた。

体の疲れが強くて家事がまともに出来ていないこと、生きているのがしんどいことも伝えたけれど、とても主観的なものばかりで、人に伝えるのって難しいなと改めて感じる。

先週の自傷のことも話題に上がり、理由として「信用していた人から嫌われていると感じたから」と伝えた。
他にも色々重なったけど、それが一番大きな出来事だったと思うから。
そうしたら具体的に教えて欲しいと質問されて、色々話した。何故そう思ったのか、実際は何を言われたのか。

話しているうちに、本当に嫌われているのか、よく分からなくなってきた。
相手の発言を、私がひねくれて受け取っていただけかもしれない。
でもやっぱり嫌われてるのかも、という思いも消えなくて、いろんな気持ちが混ざり合っている感じ。

先生からは(医師も知っている相手だったから)嫌われているのはあり得ない、それはないと強く言われた。
これからどう関わっていこうか。もう関わりを絶ってしまうか…

信用していた人だからこそ、頼り続けるのが怖くなる。
心を開いても大丈夫かなと思うほど、失うことを考えて距離をとってしまう。

「嫌われたと感じたときに、攻撃が自分に向かうんだよね」
と言われて、確かにと思った。
相手に向かって怒るとか、不満に思うことがない。
何もかも自分に向かってしまう。私が悪いと受け取ってしまう。
その方が楽だから。
相手は変えられないけど、自分が悪いってことにしておけば、反省したり行動したり、やりようがある気がして、傷つかなくて済む。
体は傷ついてるから、健全な方向ではないのは分かってるけど。

体のしんどさについては、前回の診察では言ってなかった。
「言っても意味ない、何も変わらないと思ったから」と伝えると、少し注意された。薬物療法でもやりようはあるから、言わなきゃダメだと。

誰かに期待するのが、頼るのが怖い。
それでも、いまの生活はしんどい。だから治るものなのか分からないけど、治療には通おうと思った。

次は来週。
通院間隔があいて楽になったと思ったのに、結局毎週行くことになってしまった。
早く安定したい。


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