「豆まきをやったんだけど、覚えてるかな?」
2003-02-03 21:22 記録
この日記を書いた当時、我が家の長男が小学1年生と次男が年少さんの時ですが、以前の狭いアパートの自宅では本格的な豆まきをすることがない中(狭くて逃げられないし、後の掃除が大変…)、子供向けの施設で豆まきイベントをすると聞き参加してきた時の様子を懐かしさもありこちらにあげてみました。
昨日(くどいようですが日記を書いた20年前当時です)、一日早い豆まきをしました。
我が家では豆まきがなかなかできずにいながらも、でも子どもたちには昔から伝わる年中行事はできるだけ体験させてあげたいとの思いはあり、どうしようかなあと考えていた所、ちょうど子どものためのイベントや手作り教室や遊具などが常設してある施設で豆まきの催しがあると耳にした私。
急きょ家族みんなでそこへ行くことにしました。
開始時間に会場へ行くと、折り紙の折り方を書いてある説明書と折り紙用のやや厚めの紙をもらって中へ。
すると幼児や小学生の子達が結構たくさん集まっていました。
いよいよイベントが始まるとその施設の職員らしき若い女性が5人、鬼の格好をした生徒の役で出てきました。そのあとに、年配の女性の方が先生役で出てこられました。
これは「鬼の学校」という設定の寸劇になっていました。
まず「鬼のパンツ」の歌を振り付けをつけながら皆で歌い(体育の授業という設定)、「こぶとりじいさん」の紙芝居をスライドで見せてくれました。(音響効果、照明ありで盛り上がりました)
次に「鬼」に関するクイズコーナーです。
二者択一方式で意外と半々に分かれるので、これも正解が出されると盛り上がりました。(国語の授業)
そして先ほど渡された折り紙で豆を入れるマスを折ります。(図工の授業)
また「豆まき」という歌を皆で歌い(音楽の授業)、いよいよ豆まきとなりました。
いじめっこの「おにやま君」が教室めがけて暴れに来るという設定で、皆で豆を投げて悪行をやめさせようという先生鬼の説明と、豆を投げる時の注意事項がいくつかあげられました。(学活)
「おにやま君」だけに投げること
参加しているお友達に向かって投げないこと
マスのなかの豆が無くなったら終了
落ちた豆を拾って投げ続けないこと。
会場が暗くなり、赤鬼の「おにやま君」が暴れながら入ってきました。
いっせいに大きい子たちが、豆を投げつけます。長男も負けじと、前の方に走っていき投げていましたが、次男は恐がって私の手を握り締め、後ずさりしています。
中には、おばあちゃんに抱かれたまだ2歳過ぎ位の女の子が泣き喚き、おばあちゃんをたたき続けていました。(おばあちゃんもタイヘンです)
「おにやま君」が反省した後は、みんなで許してあげて後片付けが始まります。
皆で投げた豆は、踏まれてぐちゃぐちゃのバラバラです。ある程度掃除をしてこの催しは終わりました。
なかなか充実した内容で、親子ともども満足して帰りました。
この施設は、我が家からだとやや離れた場所にありしょっちゅう行ける訳ではありませんが、普段できない体験をさせてあげられるので、今後も時々行ってみようと思います。
と、こういう感じでこのイベントは終了しましたが、流れもスムーズでスタッフの方々が慣れていらっしゃいました。
私が図書館勤務の時、私も子ども向けイベントを企画しておりましたが、子ども相手と言うのは本来の進行通りになかなか行かない場合もあります。
それでもどういうことが想定されるかをとりあえず考えておけば、よほどの突飛な事故がない限りはどうにか対応が可能です。
上記の豆まきでは保護者付き添いということを念頭に、あらかじめルールを決めてそれを守ってもらえるように、小さな子でも楽しめるイベントになっていました。
(こわがりの次男は問題外( ;∀;)!長男は大変楽しめたようです)
はたしてこのようなイベント、子どもたちの記憶には残っているものなのでしょうか?
大人になった彼らに尋ねてみたところ、長男はかろうじて覚えていたようです。
他に施設内でプラバンを作ったことも覚えていましたが、遊具で遊んでなかなか帰ろうとしなかったことは覚えていませんでした。
次男は年少さんだし、そもそも豆まき自体は鬼が怖くて参加できなかったので、全く覚えていないとのこと。
行事を体験させようと親の思いだけで頑張っても、年齢によっては覚えてもいないとは、ちょっぴりがっかりもしましたがそんなものですね。