「動物園の楽しみ方を半分もできなかったけど~北海道へ行く・旭山動物園編」
今回の北海道旅行は、二泊三日の短期集中型なので有名観光地にほぼ行けてないというもったいないものでした。
その中で唯一行ったのが、旭山動物園です。
この動物園はご存じの通り、「行動展示」という手法で動物たちのありのままの様子を観覧者がみることができることで、全国的に有名になりました。他にはない(しかし最近は他にも同じような形態をとる動物園が増えてきたようですが)展示方法が革新的でとても興味深いとのことで、友人が道央に行くなら絶対に行きたいとゆずらなかったのでした。
それでも広い北海道は移動時間が長いことを改めて思い知りました。
二日目の一日を動物園観光にあてましたが、ザワザワ村の夕食が午後6時からと決まっているため、遅くても午後5時半くらいまでにはお宿に到着しておかないといけません。
逆算して、動物園の滞在可能な時間がそんなに長くないことも頭に入れて、タクシー・JR・バスと乗り継ぐ時間もあらかじめ調べて決めておきました。
(そこは何のトラブルもなく、予定通りに往復とも乗り継ぎがコンプリートできました。頑張ったなあ…)
この日は曇りがちな、風もあるちょっぴり肌寒い日でもありました。
しかし何といっても平日のあまりお天気が芳しくない日の動物園は、観光客も少なく枯葉も舞い、動物たちもお昼寝の真っ最中の子たちが多くて何となくさみしい感じがしました。
やはり動物園は子どもたちの笑い声が一番似合っているとしみじみ感じた日でした。
でもここは友人が他の観光地を抜きにしても訪れたかった場所。観られるだけ見学しましょう。
① アムールトラ
私たちが向かった最初から、檻のすぐ近くを行ったり来たり忙しく歩いていました。すごくサービス精神が豊かなトラさんであります。
② ライオン
こちらはトラさんに比べて、マイペース。背を向けないで…。結構な時間粘ったのですが、ずっと座ってお昼寝状態でした。まあ、地元の動物園に行ってもたいがい寝ていますね、ライオンって。
③ ペンギン
本当ならもう少し寒い時期になると隊列を組んだお散歩が見られるのですが、この時は残念ながら目にすることができませんでした。
水槽の中をまるで飛ぶようにスイスイと泳ぐ姿が見ることができました。
④ ユキヒョウ
この子もあまり動いてくれなくて、じっとこのままでした。
⑤ エゾヒグマ
じっとしていることがあまりないクマさんたち。ずっとうろうろしっぱなし。
⑥ ホッキョクグマ
クマの種族はうろうろするのが大好きなのかな?
⑦ シンリンオオカミ
うって変わって彼らはずう~っとこんな感じでゆるりとしていました。お昼寝にちょうどいい気候?
⑧ キタキツネ
けっこう期待していたキタキツネ。もうね、丸まってしまって顔を見せる気まったくナシ!残念…
⑨ ゴマフアザラシ
こちらもペンギン同様、水槽の中を自由に泳ぎ回る様子をよく見られるようにしてあります。縦のトンネルをいきなり潜っていたのでカメラを慌てて回したのですが、それからはとうとう潜っていく姿を捉えることができませんでした。
⑩ エゾユキウサギ
毛が生えかわる前なのかな?これが雪深い平原だと絶対に見つけることができなさそう。
⑪ エゾシカ
認識不足で、はじめトナカイ?と思いましたが、どうやらトナカイの鼻は毛で覆われているそうです。この写真は鼻が露出しているようなのでエゾシカですかね。ネームプレートを確認していない失態…
⑫ エゾタヌキ
私の近所でも時々遭遇するタヌキですが(笑)、パッと見はあまり変わらない感じ。ここでは巣穴を覗くことができましたが、私が覗いた時は何もいなくて…って、表でまったりしているじゃないですか。
⑬ アミメキリン
ちょうどモグモグタイムに居合わせることができました。食べて一安心すると、よっこらしょっと膝をカックンカックンと折り曲げて座る動作がゆっくりすぎて、大丈夫かいな?と見守ってしまいました。
⑭ シセンレッサーパンダ
この子たちもちょうどモグモグタイム。でも食べるのに夢中で、なかなか顔を上げてくれません。どうにか粘って歩いて来ようとするところを撮りましたが、すぐ近くまではなかなか来てくれませんでした。
⑮ “クイズかくれんぼ”
さて、ここには何かが隠れていますね。
山ぶどうの葉っぱと蔓に上手に隠れていますよ。正解は…
アムールヒョウでした。この子たちは高いところも大好きなようです。
とりあえずご紹介できる動物たちを見ていただきましたが、もちろんもっとた~くさんの動物がおりまして、写真にも収めきれず、たぶん見損なっている動物もかなりいると思います。
行動展示という工夫をされている展示方法の半分も堪能できていないのではないかと思います。
すごく活動的な動物もいれば、季節というか気候というかタイミングというか、お昼寝にちょうどいい感じだったのでしょうか。じっとしている動物たちが多くて、近くに住んでいたのだったらまた来て見たらいいやとなるのでしょうが、いかんせんやっと訪れることができた北海道はやはり遠すぎます。
それに旭山動物園はかなり広いです。
丘を利用してあり、どんどん進むにつれて標高が上がっていきます。一番上の方には売店とレストランと麓の方にある出口まで送ってくれるシャトルバス乗り場があります。かなり頑張って歩いて登っていきましたよ。
それでも見ていない動物がいます。カバやゾウやおサルさんは見ていません。
地元でも行けば見られるからと、スケジュールの時間と相談しながら諦めた動物がけっこういます。
だからといってがっかりしていません。
寝てばかりの動物も、檻のどこか見えないところに隠れて出てきてくれない動物も、そういう生態なのかなと思っています。(皮肉ではありませんよ、ええ、絶対に!)
寒すぎもせず、かなり歩くという運動もできて、美味しいラーメンも食べたし、写真には撮り損ねてしまいましたけど、園内で売っているパンとアップルパイをテイクアウトでいただきましたが、すごく美味しくて大満足でした。
将来旭山動物園を訪れてみたいと思ってくださったら私も嬉しいですし、もし行かれる方がありましたら、園内の動物全制覇を試みられてくださいね。
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