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ストレスチェック報告会

切り捨て体質

今日はストレスチェックの結果報告会でした。ストレスチェックの実施者である医療法人から産業カウンセラーが訪問して、分析結果を報告してくれます。例年ですと、私ひとりが話を聞いてきましたが、昨年までと比べて歴然と悪い結果が出たことから、トップにもご同席願いました。

分析の結果は予想通り、悪化の要因として考えられるのは、量的負担というよりも上司の支援、同僚の支援といった側面でした。人数が多いわけではないので、一人か二人の評価で全体の数値が大きく変わってしまうとはいえ、それでもかなりインパクトのある悪化です。カウンセラーが心配していたのは、抑うつ状態にある人が増えていることでした。

まだイライラしたり怒ったりしている時はエネルギーがあるから良いのだそうです。それを通り越してやる気が失せて無気力な状態に長くあると、うつ病になるリスクが高くなるといいます。一旦、うつ病を発症してしまうと治るまでにはかなり長い時間が掛かってしまいます。実際、過去にメンタル疾患を患うスタッフが何人か出たことがありますが、そうした場合、この会社でどうしたかというと、最終的にはトップが彼らに退職勧奨して切り捨てです。

寄り添える人を

今年のメンタルチェックの結果が悪かったのは、昨年、管理職が二人とも辞めたことに起因しているのは明白です。彼らが辞めた後、しばらくトップがひとりでどうにかしようとしていましたが、最近はそのパワーも尽きてきたように見えます。きちんと部下たちの状態を見てアドバイスを出せる管理職という役職は必要なのです。どうあがいたって、3人でやっていたことを1人でやれる訳がありません。この先が本当に心配になります。

なかなか社内の人間が言えないことを社外の人から言われれば少しは響くかもしれない。響いてくれ!と思ってトップに同席してもらいました。でも、その席での言動からは、小手先の施策でやった気になるような予感しかしませんでした。スタッフたちよ、どうか生き延びてくれ。私は逃げるぞ。


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