好意の自尊理論
こんにちは!須田です。
本日は恋愛や結婚に役立つ心理学をご紹介したいと思います。付き合って後悔した人や結婚して失敗したなと思っている人も今からお伝えする心理状態になっていたのかもしれないので最後までご視聴ください
今回ご紹介するのは、好意の自尊理論です。
好意の自尊理論はアメリカの心理学者エレイン・H・ウォルスターさんが提唱した社会心理学になります。
好意の自尊理論とはズバリ、自己評価が下がると他人がいい人に見えるというものです。
人は、落ち込んでいるときや失恋をしたとき等に自分に対する評価が下がります。自己肯定感が下がると置き換えてもいいですね。そんな自己評価が低いときに優しくしてくれたり、自分を認めてくれたりした人に対して、好意を抱きやすくなるという研究結果があって、これを「好意の自尊理論」といいます。
その実験の内容はまず実験者に性格診断を受けてもらいます。翌日結果を伝える為に案内された部屋には、異性がいます。その異性があなたをデートに誘います。
異性が部屋から出たあと、性格診断結果を伝えます。この後、さっきの異性に好意を抱いてデートに行こうと考えた人は、結果が良かった人ではなく悪かった人であったという結果が出たのです。
これは、診断結果が悪いという「自己評価」が下がる事により、相対的に他人の評価が上がって見えてきます。したがって、デートに誘ってくれた相手が必要以上にステキに見えるという心理変化が起きます
そのデートに誘ってくれた相手が好みだったか好みじゃなかったかという問題もあるとは思いますが、診断の結果が悪く、自己評価が落ちている人はデートの誘いに応じ、診断の結果が良く、自己評価が高い人は、デートの誘いには乗らないということのようです。
ようは、落ち込んでいる時は自分に優しくしてくれたり、好意を示してくれる人に対して、評価が上がるということです。
良く隙のある女性の方がモテるとか聞いたことがあると思いますが、こういう事です。逆に自己肯定感が高い女性≒高嶺の花となっている可能性があるので周囲に素敵な人とは認識されていますが、なかなか付き合ったり結婚に至らないというわけですね。
なので中々お付き合いに発展しない女性は、隙を見せることが大事です。隙というのは弱みを見せることですね。嘘でもいいので好意がある男性に対して悩み相談をしてみるといいと思います。
男性の場合は好意を寄せている女性の困りごとを探して解決してあげたり、励ましてあげてたり、元気を与えるように取り組んでみてください。相対的にあなたの株が上がります。
さてここからが問題です。
冒頭でも付き合って後悔した人や結婚して失敗したなと思っている人もこのような心理状態になっているとお話ししましたが、
自分が弱っているときにやさしくされた相手に好意を寄せるという事は非常に危険であるという認識も同時に持たないといけないです。
相対評価というのは誰かと比べてその人はどうかという評価の仕方なのでその人が一般的に良い人なのかはまた別の話なんですよね
そして自分の落ち込み具合が強ければ強いほど自己肯定感は大きく下がりますのでその分パートナーに選んだ相手のレベルもそれだけ下がっている可能性が高くなるということです。
そのまま自己肯定感が低いままずっとそのパートナーと一緒であれば問題に気づきにくいと思いますが、自分が本来の自己評価に戻ったらどうでしょうか。
先程の実験のようにデートに行かないという選択肢もあったんじゃないでしょうかということなんです。
そうすると途端に合わなくなって何で私はこの人と付き合ったのだろうと思い始めるわけですね。
逆に自己肯定感が最高長にいるときに付き合った相手も危険ですね、そのまま維持または上がり続ければ良いですが、いざ下がったときに関係性が破綻する可能性も出てきます。
お互いが常日頃成長を意識して高めあえていれば問題のない話ですが、人間の殆どは変化を嫌い現状維持したいと考える人が殆どで、現状維持といいつも時は流れるので現状維持では実は緩やかに退化していきますから上手く行かない人のほうが八割かなといったところですね。
要は自己肯定感が下がりすぎても上がりすぎても先程のような問題は起きる可能性があるということです。
だから付き合う相手として伸び代があるのか、又は自己評価が安定してる人をパートナーに選ぶと失敗する可能性は大きく減るということになるので、そのあたりを焦点に見てみるのも面白いかと思います。
ぜひ皆さんも過去の恋愛又は今の結婚生活、これからの恋愛に活用したり振り返って見てください。
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