ナゾだらけのストラトキャスター
超個人的なお話ですみません。
先日買ったフェルナンデスのストラトキャスター。いろいろいじってるのだけれど、ナゾだらけだ。
まず、型番、グレードがわからない。
80年代発売のザ・リバイバルシリーズというのはわかる。
ヘッドのストリングガイドを見ると、1954年タイプだ。そして、フェルナンデスの資料を見ると、このタイプはRST-80 54しかない。リバイバルシリーズの最高グレードのギター。
しかしだ。その証拠がどこにもない。通常は、ネックの根元やボディに記号や数字が書いてある。それが何もない。かすかにOSという文字があるが、これは「オールドサンバースト」という色の意味で、これもやはりRST-80 54のカラーだ。
それで一番のナゾは、ペグとピックアップが違う。RST-80 54のペグはクルーソンタイプなのだが、これはシャーラータイプ。交換した痕跡はない。ピックアップは L-5001またはVS-1というオリジナルパーツなのだが、それとは違う。型番はわからないが、たぶんもっと廉価版のピックアップだ。前の所有者がピックアップを交換することはあるが、ダウングレードは普通しないだろう。
それで、その音がイマイチ気に入らなかったので、ピックガードごとのセットを買って交換した。それがまたナゾだった。販売説明にはフェンダージャパンのST57のもの、とあったが、そのピックアップがまた違った。これには3種類あって、フェンダーのテキサスピックアップかUSピックアップかST-Vintageなのだが、そのいずれでもない。
このギターはいったい何者なのだ?
もうどうでもいいから、ブリッジのピックアップをディマジオに交換することにした。それと、これはやや冒険なのだが、フロントとセンターのピックアップがセラミックマグネットタイプなのだが、これのホールピースをアルニコⅤに交換する。
グレードや値段はどうでもよい。弾きやすくていいギターになってくれればそれでいいのだ。