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料理から得られるもの。

私がこんなに料理が好きなのは、
きっと母の影響だろう。

私の母はすごく料理が上手で、
子供の頃からたくさん美味しい料理を
食べさせてくれた。

特別な日の料理だけじゃなく、
毎日作ってくれる料理が本当に美味しくて、
いつも食事の時間が楽しみだった。

18歳で上京して、
節約のために本格的に料理を始めて
そこから友達を招いてご飯を作ったり
することが日常になって、
自分の一部になったんだと思う。

自分の作った料理を「美味しい」と、
何度も食べに来る友達を見ているのが
幸せだった。

料理を作っている時は、
全てを忘れて料理に没頭する。

食材たちを見つめて、
この子たちが1番美味しくなる方法は
何かと考える時間。

色んな調味料を組み合わせて、
プロセスを踏んで変化する味。

完成した料理を食べるワクワク感。
誰かが美味しいと言ってくれる喜び。

色んな事がひとつの料理に詰まってる。

料理教室をやったり、
フードイベントを主催したり、
色んな形で料理に関わってきたけれど
私の核(コア)にあるのは
「自分の料理で人を幸せにしたい」
という想いがあるから。


私はプロの料理人のような腕もないし、
繊細な料理も作れない。

でも、いつも自分にとって大切な人を
幸せで笑顔にする料理は作れる。

自分の想いや愛を料理に注いで
愛する人達の身体を一部になる事が
私が料理を通してしている
"愛情表現"なのかもしれない。

今日も明日も明後日も、
私は大切な人のために私はせっせと
料理をし続けるのだ。




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