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てんとう虫と殺し屋たち
今日は大学の夏休み期間としてはおそらく最後となるであろう映画鑑賞に行ってきた。キングダム2をはじめ、自宅でも映画館でもこれまでにないくらい多くの映画を短期間で視聴した夏休みだった。それだけ充実したものになったので良かったと思う。
今回は「ブレット・トレイン」という映画を観た。日本では8日前に公開されたばかりである。なんといってもこの作品の舞台は日本の新幹線。東京発、京都行の東海道新幹線の中で10人の殺し屋たちが闘いを繰り広げるのだ。「マリアビートル」という伊坂幸太郎の小説が原作となっている。ただ原作とすべて同じというわけではなく、日本人ではなく一部の登場人物が外国人となるなど映画と原作にはいくつか相違点もある。
登場人物の殺し屋たちは、とあるテレビ番組のマスコットキャラクターモモもんを合わせて、ブラッド・ピット演じるレディバグ(=てんとう虫)、ジョーイ・キング演じるプリンス、アーロン・ティラー=ジョンソン演じるタンジェリン(=みかん)、ブライアン・タイリー・ヘンリー演じるレモン、アンドリュー・小路演じるキムラ、真田広之演じるエルダー(=長老)、マイケル・シャノン演じるホワイト・デス(=白い死神)、バッド・バニー演じるウルフ(狼)、ザジー・ビーツ演じるホーネット、ローガン・ラーマン演じるサンというそれぞれに任務があり目的がある個性豊かなキャラクターが集まっている。
個人的に俳優・ブラッド・ピットが好きで特に「オーシャンズ11」や「ジョー・ブラックをよろしく」が好きなので今回の映画も楽しむことができた。挿入歌として日本の曲も使われていたし曲が流れ始めるタイミングも良かったと思う。アクション映画なので激しいバトルのシーンが多くて観ていてドキッとする部分も多いが、一方で外国人が思い描く日本のイメージというものが映画の中で存分に描き出されていた。日本人の僕目線での日本の姿と外国人が想像する日本の姿のギャップもまた面白かった。
ストーリー展開も面白く、そして迫力もあり、かつ伏線回収や回想シーンがうまく取り入れられながら物語終盤へと繋がっていく様子が観ていて長さを感じさせず飽きずに楽しめる要素になっていたと思う。
今回は字幕版を鑑賞したが、4DXで観たらまた違った雰囲気なのだろうか……。夏休みは終わってしまうが、機会があればもう一度視聴したい。