不登校中に側転が得意になった娘。お披露目なるか。
ちょっと前に学校の先生から電話があった。
来月控えたスポフェスという運動会をギュッと縮小した学校行事について。
ある演目の演出で、側転をしてくれる生徒をクラスで募ったという。
クラスには男女合わせても側転できる子が少なく、先生も困ったなと思っていたら、あるお友達から、「ぴぃちゃんならできます!」という声が上がったという。
そうなんです。ぴぃは側転がとても上手なんです。
私「側転だけしに行くとかアリですか?」
先生「もちろんです!」
ぴぃは4年生の夏ごろ不登校になり、強迫の症状を紛らわすアイテムの一つとなっていたのが側転だった。
なんの流れからか突然側転をしたがり、YouTubeを見てコツを掴み、独学でなかなかきれいな側転ができるようになった。
その後、逆立ちからの前転や、飛び込み前転などもできるようになり、バック転もしたいと言い出した。
さすがに、独学でバック転までやるとなると、家の中では危険だからとダメ元で体操教室をすすめた。
すると、体操教室でバック転ができるようになりたい!と、意欲が爆発したのが4年生の1月。
学校には行けてなかったけど、体操教室には行くと言ったぴぃの前向きな姿が嬉しくて、行きたいという意欲を買わない理由はなかった。
体験の時に得意の側転をトレーナーに見てもらうと、あまりの完成度の高さに「これを1人でできるようになったのか」と驚かれて、まんざらでもない様子のぴぃ。
即入会を決め、その時キャンペーンになっていたマンツーマンレッスンも受けた。
体操教室ではマット運動だけではなく、鉄棒や跳び箱も時間割で決まっていた。
マットだけをやっていたいぴぃだけど、ほとんどが年下というグループの中で、苦手な鉄棒も一生懸命取り組んだ。
だが4月になると、コロナの影響で体操教室がお休みになり、ぴぃのモチベーションも下がり、バック転ができないまま退会した。
でもぴぃはお友達が家にくるたびに得意の側転を披露していた。
できない子には丁寧に教えてあげたりもした。
学校の先生から聞いたことをぴぃにそのまま話してみた。
「側転やりたい!!」と即答したぴぃ。
それから1週間経つけど、なんも気にする気配はない。
スポフェスが10日後に控えているので、聞いてみた。
私「ぴぃ側転したい?スポフェス行く?」
ぴぃ「側転したい。」
私「練習日があるみたいだけど・・・」
ぴぃ「・・・」
スポフェスに出たいとかじゃないのかもな。
ぴぃは側転がしたいんだ。
どうしたもんか、もっとつついたほうがいいのかな。
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