目的地を目指して道を行く。知る。覚える。気づく。
最近、ミッケがやんわり活動していることで、絵をぱったり描かなくなってしまったぴぃ。
ボイスチャットをつないでお友達とおしゃべりしながらゲームをすることもぱったりなくなった。
ミッケの影響もあり、お友達の誘いを断り続けたことで、ここ数日ぱったりお友達が来ることも無くなった。
最近は1人でスプラトゥーンという、ゲームをするようになった。
オンラインだが、ボイチャのない状態で友達と同じグループでやったりやらなかったり。
ただそれだけだとどうしても時間を持て余すぴぃ。
そんな時はお出かけしたがる傾向がある。
今日も、ぴぃとお出かけした。
とりあえず今日は、ぴぃが目的地を決めて、どの道で行くかはぴぃに任せるということになった。
私は着くまでぴぃの目的地は知らない。
ぴぃは、普段メガネっ子なのだが、外に出る時は外すことが増えた。
余計なものを見ないため。
今日もメガネを外して歩くもんだから、道がよく見えていない。
なんだったら、家を出たあとすぐにどっちに行ったらいいかも分からない。
道順もよくわかっていないから、同じところを何度も通ったり、歩いたこともない道へ入って行ったり、同じ踏切を行ったり来たり。
それでも私はどこへ行くのか、ワクワクして楽しかった。
途中、ぴぃ自身も自分がどこにいるか分からなくなり、暑さと疲れで少しだけイライラしているようだ。
見かねて、「現在地の地図を見せようか?」と声をかけると、それだけは絶対に嫌だと言う。
じゃあ、「せめてメガネをかけて、看板や建物をよく見て歩いたら?」というと、それも嫌だと言う。
「簡単にゴールしたくないの。自分にハンデをつけたいの。」
とぴぃは言った。
なんだか分からないけど、こういうところがとっても頑固。
楽しんでくれてればいいけど・・・
と思いながら後を追う。
「こんなところを通った記憶はないけど・・・」と自信なさげに線路沿いを歩く。
いつもは車で行くことが多いから、歩いて行ったことがない場所だと言う。
この感じは、そりゃそうだろうな。
線路沿いを歩いて行くと、前方にメガネをかけなくても見える大きな看板が見えてきた。
「あれだ!!」と言って興奮するぴぃ。
隣町のションピングモールだった。
車で10分程度で着く場所なんだけど、1時間はかかったろうか。
ぴぃはとにかく中へ入って涼もう!と言ったわりに、興奮してショッピングを開始した。
お気に入りの雑貨屋さんへ行き、欲しい雑貨を手にとってお財布と相談。
もうすっかりショッピング好きな女子になりつつある。
あとはアニメ関連のガチャやUFOキャッチャー。
大好きなマックでランチを済ませ、久しぶりにプリクラを撮った。
もうすでにクタクタだったけど、復路が待ってる。
親子ではぁはぁ言いながら歩いていると、後ろから、自転車に乗ったBちゃんとそのお友達が、ぴぃを呼んだ。
「これからショッピングモールに行くんだけど、ぴぃちゃんを見かけたから、追っかけてきたよ。」
と言ってくれたが、ぴぃはなんだか恥ずかしそうによそよそしい感じ。
バイバイと言って別れた後、ぴぃは言った。
「すごいね、6年生になると子供だけで買い物に行っちゃうんだね。」
私は「ぴぃも、今日で行けるようになったよ」と伝えた。
帰ってきてから、地図を印刷して、今日2人で通った道のりをおさらいしたいと言うぴぃ。
今日のルートと、最短ルートも違う色のマーカーで記す。
無駄はたくさんあったけど、これまたすごいいい経験になった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?