アロマキャンドル作りで見えた娘のこと。君は君。
今日は楽しみにしていた、「整える」へ。
ぴぃはアロマキャンドル、私はアロマミストを作ることに。
ずっと気になっていたおしゃれな自宅サロン。
ワークショップは、ご自宅のリビングで行うことに。
ある物全て、雑貨や家具も可愛くて、ぴぃと私はおしゃれだおしゃれだと興奮していた。
アロマキャンドル作りは、ジェルをちぎるところから。
器の中に入れる飾りを選ぶとき、ぴぃはすでに頭の中でイメージが出来上がっていた。
緑と青と白を基調とした草花を選び、見本のキャンドル全てに入っていた貝殻はチョイスしなかった。
「海をイメージしてないから」
ジェルの着色について説明を受けているとき、かわいい色が8色もあるのに、透明にすると言った。
「飾りの色を目立たせたいから」
・・・うん、これがぴぃだ。
どんなに可愛くても、みんなが使ってても、流されない。
「整える」のセラピストさんは、透明にすると言ったぴぃに一瞬驚いた様子を見せたが、「いいねいいね!」と着色を無理にすすめることはしなかった。
器の中に、ぴぃのイメージした世界を作る。
こだわってこだわって、何度もやり直して、一番時間をかけた。
アロマを3種選ぶ。
迷いに迷って、ラベンダーとレモンとティートリー。
その後、
ちぎったジェルをサラサラになるまで根気よく溶かし、ゆっくりと器に流し入れて・・・
の工程あたりから、集中力はきれ、急激に飽きている様子に気づいた。
あとはママやっての体制になる。
自分の思い通りに選んだり、自分のやり方で進めていくのは得意だ。
でも、決められた工程通りの作業にはやる気が失せてしまう。
誘ってくれたママのぴぃと同い年の子は、自分のペースながらもしっかり最後までやり遂げていた。
前までの私はきっと、最後までちゃんとやり遂げて!と思ったし、実際やらせたと思う。
みんなができることを当たり前と思って、できるでしょって。
今の私は、ぴぃのこの姿を見て、「こういう子なんだよな」と認められるようになった。
今のぴぃのまんまを認めると、学校に行っていないことも必然と思えてくる。
学校生活、苦しかったろうなって思えてくる。
右にならわなくていい、みんなと一緒じゃなくていい、ぴぃはぴぃでいいんだよって、言ってあげれるまで時間がかかっちゃったな。
その後私は、寝付きの悪いぴぃ仕様のアロマミスト作った。
セラピストさんの息子さんも、強めの不安症で夜眠れないからと、ミストを自作したと教えてくれた。
「今度は自分のためのミストを作りに来ます。」とそっと伝えて帰ってきた。
アロマキャンドルとアロマミストという、最強の癒しアイテムを作れたこと。
ぴぃのこと、改めてちゃんと受け止められたこと。
新しいつながりが始まる予感。
やっぱり「整える」に来てよかった。