文章でさうらじ!#5『ゲーム音楽を語ろうぜ』
ポポポポポポポ ポポポポポポポ(こんばんは、ひろむです)
今日は題材でもある通り、ゲーム音楽。
なぜこんな話をするのかというと、実はかねてより380と僕はめっちゃゲーム音楽の話をしていたんですよ。(しかもちょっと古めの)
その折にザキチハウス後編でのFoTひいろくんのニーア語り。
こりゃ俺らもしたいところだよなとなったので、380と2人でついに記事化です。
そして!今回はなんと!
従来の音声での「さうらじ!」と一緒にこのnoteでダイジェスト文字起こしをお送りします!
音声で二人のお喋りをだらだら楽しむのもよし
noteの方では該当の曲のYoutubeリンクを貼っていくので聞きながら読んでみるのもよし
どちらでもお楽しみください!!
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そのほかPodcastやSpotifyでも音声をお楽しみいただけます
以下、書き起こしダイジェスト。
あくまでダイジェストです。ほかにもいろんな話をしているのでぜひ音声版もお楽しみください!
380セレクト①『ドンキーコング2001』
~挨拶割愛~
ひろむ(以下ひ)「とりあえず3つ出してみようよって収録前に言ったけど…3つともなんかマイナーなタイトルだけになりそうだから、380から聞きたいかな…」
380(以下3)「逆にですね、自分はひろむさんとは逆でどメジャーなタイトルを選んでます。今回の(セレクトの)裏コンセプトとしては『どメジャーなタイトルのマイナーな曲』でして、こういう曲もありますよ、って。1つ目は『ドンキーコング2001』」
3「『ドンキ―コング2001』ってゲームボーイカラーのゲームなんですよ。『スーパードンキ―コング』っていうスーパーファミコンのゲームが有名ですけど…」
ひ「(スーファミの方が)switchにも移植されてるからやりやすいね」
3「その『スーパードンキ―コング』の初代をリメイクしたのがこの『ドンキ―コング2001』で、スーパーファミコンの方が音源はリッチなんですけど、ゲームボーイカラーの方はちょっとショボくて。でもそれがいい味出してる」
ひ「あるよねそういうの~」
3「ショボいっていうか音源チップの制約があって。(例えば)ファミコンは音源チップは4つですね。く形波1パート、△波1パート、ノイズ1パート…で、話を戻して、ゲームボーイに関してはそのファミコンの音源プラスちょっと荒い音源が入ってて、ピコピコよりはちょっと生々しくて。そういうのがゲームボーイのドンキーコングでは活かされてるって感じですね」
3「その中でも1番好きなのが、4面ですね。氷のステージの”クリスタルトンネル”っていうステージがありまして、そこの音楽がめっちゃ好きなんですよ」
3「ちょっと細かい話になるんですけど、『ドンキ―コング2001』と『スーパードンキ―コング』って基本的にBGM一緒なんですよ。でも『ドンキーコング2001』は"クリスタルトンネル"だけ『スーパードンキ―コング』と曲が違うんですよ。実はこれ『ドンキーコングGB』の"海底遺跡"っていうBGMを流用してるんですよ。前作の音楽と一緒なんですね」
ひ「水ステージ特有のちょっと怪しさあるね」
3「最初、すげえアンビエンスなんですけど途中からちょっとずつテンション上がってくるっていうか、駆け出してくるっていうか、そういう展開になってて。ループしてるので、またアンビエンス部分にスッと落ちていくのが面白くて」
ひ「その緩急が、いい意味の気持ち悪さがあるというか」
3「めためたに怪しくて空間系チックというか怪しさがありつつも、最後走り出すようなニュアンスもあって、展開が面白かったですね。当然冬という感じもうまく表現しているし、楽曲としても面白くて不意を突かれて心に残ってましたね」
ひろむセレクト①『ゼルダの伝説 時のオカリナ』
ひ「380に触発されて…好きなBGMの中でメジャーなタイトルありましたわ。『時のオカリナ』!」
ひ「ただのステージBGMとしてというより、プレイヤーの心を掻き立てるような構成、演出をとる初めての作品が『時のオカリナ』だった気がするんだよね」
⇒参考)社長が訊く『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D サウンド編』
https://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/aqej/vol1/index.html
(敵の出現やリンクの動きに合わせてシームレスに演奏が変化するというのがゲーム史上初だったらしいです。さらに詳しい音楽の話も…)
ひ「ループじゃなくて、イントロが存在してたりとか」
3「ゲーム音楽っていうくくりじゃなくてより楽曲として存在してるんですね」
ひ「そのイントロがすごい特徴的で…『時のオカリナ』の名BGMといえばな曲もあるんだけど…平原に入ったときだよね。はじめてリンクが自分の村から出たとき、"ハイラル平原のテーマ"」
3「結構ペットがいい味出してますね」
ひ「この出だしのさ、ドゥルルルン!がさ、光が溢れてて。森の奥から出てきてるから気分としてもビジュアルとしても、平原がブワーって広がって、太陽の光が降り注いで…ここがめちゃくちゃ印象的で!」
3「ポケモンの戦闘曲に近い感じですね。急に出てきてはじまるよみたいな。ゲーム音楽特有の表現かもしれないですね」
380セレクト②『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』
3「僕の人生でゲームを語る上で欠かせないのがポケモンなんですよね。ほぼシリーズはやってるかな~」
ひ「俺は全然知らないんだけど、この間最新作を見たらEDMになっててビビった」
3「世界でも聞かれてるものでっていうアップグレードもしてるし…どんどんスタイリッシュになってるんですよね。音源によるリッチさも変化していってて…。『ダイヤモンド&パール』が変化点になってて、ダイパ以降以前で別れてる印象があるんですよね。集大成というか。それでダイパの曲って名曲ザクザクあるんですよ。好きな曲を挙げるなら、ベタですけど”201番どうろ"。主人公が旅をする中で一番最初に出てくる道路なんですよ。『今から旅が始まる…!』というウキウキ感がうまく表現されてるんですよね」
ひ「結構かわいい系だね。歩みが軽くなる感じ」
3「ポケモンのワクワク感を表現するために、最初のどうろはこういうの多いんですよ。
あと、ダイパって201番どうろはベタにいい曲なんですけど、『こんな曲あったっけ!?』ってなるトリッキーな曲もあるんですよ。それが"テレビ局"ってやつで。これやってたときに『なんかすげーおもしれえ曲!』ってなりました」
ひ「めちゃくちゃ展開しない!?!?ハーフテンポになったり元に戻ったりBメロあってサビっぽいのがあったり…1本の単なるBGMじゃないというか」
3「めっちゃ工夫見られますよね!すげえトリッキーなことしてるにも関わらずポップに仕上げてるんですよ。それがすごいなって」
ひ「Youtubeの動画でもBGMの動画が多くて、BGMが人気なんだね」
3「曲の中で、作曲者がいい意味で遊んでるんですよね。"チャンピオン戦"はよくわかりますよ」
ひろむセレクト②『クレイマンクレイマン』
ひ「じゃあ次はマイナーなところから…PS1の『クレイマンクレイマン』ってゲームがあって、そこのBGMがだっいすきなんだよ。全編クレイアニメで、クレイマンっていう主人公の青年が星の危機を救う謎解きアドベンチャー。
世界観が変で、日本語でも英語でもない言語で作中は提示されるし、カートゥーン的にコミカルでめっちゃ良いよ」
3「まずゲームとして面白そうですね…!BGMのおすすめはなんですか?」
ひ「"Rock and Roll Dixie"とか(下記動画の4:41のところ)」
3「なんかブルースですね!」
ひ「そう!なんか痰はいてる音入れてる曲もあって…(動画の5:53 "Cough Drops")小中学生のときやってたんだけど忘れられなくなって…笑」
3「環境音楽っていうのかな…笑。ミニマルミュージック的な」
ひ「全編を通して、ブルースとかカントリーとか…土臭さ感じるよね」
3「ゲームでの効果が~とかはわからないけど、単純に曲がめっちゃよくてゲームも好きっていう笑。よくこれかけながら部屋の掃除してるんだよね。人の声入ってるのも面白いよね。英語でちゃんと歌ってるというよりかはスキャット使ってるのも面白いよね。雰囲気合わせていってるのかな?なに語でもない感じとか」
3「ゲームの世界観に合わせて音楽を作っているっていうところがゲーム音楽のいいところかもしれないですね」
380セレクト③『THE HOUSE OF THE DEAD 2』
3「本当は『ロックマンエグゼ』を紹介しようと思ったんですけど…僕からもマイナーなタイトルを一つ。ハードがドリームキャストなんですけど、『THE HOUSE OF THE DEAD 2』」
ひ「HOD大好きなんですよ!!!!ちなみに今度switchで出るよ」
3「えっ…買わなきゃ…」
3「自分が小学生のときにHOD2を友達の家でやってて…これもおどろおどろしいですね」
ひ「そりゃこれはホラーゲームだしね」
3「それで…ボス戦の音楽。ピーッって鳴ってから始まるじゃないですか」
ひ「わかるわかる!!!」
3「ピーッって音も併せて駆り立てる感じとか良いBGMだなって思います。世界観不思議ですよね。どこですかねあれ、国とか」
ひ「ヨーロッパ系の感じするよね、レンガでできた街並みだったり」
3「1はしっかりやってなくて、合宿先にアーケードが置いてあってやった記憶あります。2は、ゲーセンでたまにやったりドリキャスでやったり…」
ひ「3はショットガンだよね。腕の筋肉が死ぬと噂の」
3「BGMとしてはハイテンポで駆り立てる感じのボス戦がやっぱり好きですね…ゲーセンにあるとやっちゃいます」
ひろむセレクト③『SILENTHILL3』
ひ「俺も3つ目はホラーゲームだね…『SILENTHILL3』!まあ1から素晴らしいんですけど、1は民族音楽っぽい?というかマンドリン使ってるしクラシックギターもあって田舎っぽさがあるというか、アメリカじゃないけどフラメンコっぽいところもあったり(サイレントヒルはアメリカの田舎町の話)。2は1を継承しつつロックになってて、3はその流れを継承して主人公が女の子なのもあって女性ボーカルがついたんだよね」
3「イントロからもってかれますね…!」
ひ「すごい弾きたくなるギターだよね。"強い女"感もあるね。作中では女性同士の争いみたいなものもキーになってて、そこがアクの強いロック+女性ボーカルってのに繋がってるね」
3「ダーティさとかもホラーの演出になってますね。『SILENTHILL』やったことないんですよね、というかホラーゲーム苦手なんですけど笑」
ひ「もう一つ名曲あるから聞いて!」
ひ「この曲が流れるシーンって、自分の秘密を知って最終決戦に臨むみたいなシーンで。車に乗って運転手にぼそぼそと自分の出生の話をするんだけど、ここでかかると没入感がすごい!映画の1シーン!
…ここまでは、単純にいい曲として紹介したけど、BGMとしていい曲もあって」
3「いや~な音ですね…」
ひ「こういうのばっかなのよ!最初は怖くて怖くて、鳥肌立つ怖さだよね。他にも金属が擦り合う音だったり、足音が突然流れたり…ホラーゲームのBGMとして良い役割だよね。多分3が一番嫌悪感的表現が多いんだよね。1は始まりだし技術の発展はこれからって感じで、2はどっちかっていうと物悲しいストーリーに引き込ませてくるために表現としてはマイルドかな。3が血と錆で囲まれたというか、グロ表現が一番効いてて良いんだよね。4は無音が多いな」
3「無音もまた怖いですけどね…」
ひ「ロックとしてもかっこいいのが多いからぜひ3を漁ってほしいですね!」
まとめ
ラジオ内でも結論を出しましたが…
ゲーム音楽のすばらしさって、『制約と没入』かもしれないですね。
音源的な制約があったり、操作キャラへの制限があったり…
でもその中で最高の没入を生んでいると思います。
夏ソングとか卒業ソングとかと同じように「この街ではこの曲」「戦うときはこの曲」という風にシチュエーションがばっちり生まれますしね!
皆さんも好きなゲームの音楽、改めて考えてみてはいかがでしょうか!
もし良いのがあったら教えてください!
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