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自分らしくいることの大切さ

お疲れ様です。すずめです。
先日適応障害の診断を貰い、1か月休職をする事になりました。
家族に電話でこのことを伝えた時、多分びっくりしていました。
私も頭がボーっとしているので相手の感じている事を組み取るという事があまりできませんでした。
でも根掘り葉掘りする事は無く
「そっか。ゆっくり休んでね」
とだけ言ってくれて電話は終わりました。
なぜかよく分からないんですが、あんまり色々聞かれなくて良かったと思いました。

そしてもう一人、この事を伝えた人がいます。
今お付き合いしている彼です。

彼はびっくりすることも無く、「よし!北海道行こう!」と言ってその日の週末に北海道行きが決定。
週末は北海道でご飯食べたり、動物園でペンギンと一緒にお散歩をしていました。
遠距離でお付き合いをしていたので空港で解散だったのですが、その時飛行機で読んでね。
と手紙をもらいました。

機内で手紙を開けてみました。
貰った手紙にはシマウマのイラストがプリントされていて、メッセージを読んでみると・・・

「何故か、シマウマを選んでしまった!
一緒に動物園にも行けたし、ウマいご飯が食べられたからかも。
でも実はそれだけじゃなくて、
表紙の"Never Stop Being You"という言葉にも惹かれたんだ。

シマウマってどんな意味が込められてるんだろう。と思って調べてみたんだけど、アフリカではスピリチュアルな動物でFreedom,Balance,Individualismを連想するんだって。

今まさにすずめはいろんなことにチャレンジをしていたんだけど、少しお休みの時間なんだと思う。
まだまだチェレンジ出来るチャンスはあると思うからこれからも立ち止まらずに一緒に美味しいものを食べてギャロップしてこ!」

ずっと涙が止まりませんでした。
今までずっとずっと、
担当者としてこうしなさい。経理としてこうしなさい。上司としてこうしなさい。営業としてこうしなさい・・・

私個人としてはこう思うけど、会社の方針はこっちだから…と私自身の自我が全くありませんでした。
でも今やっと、そのままの自分でいいんだよと言ってくれたことにほっとしたんだと思います。
当たり前ですが会社では自分の考えている事とは別で、会社の利益の最大化を考えていました。
だから蓋をしすぎた自分個人がギブアップしてしまったのかなと思います。

家族や彼には本当に感謝しかありません。
静かに見守ってくれている家族。優しく励ましてくれた彼。
会社にいると味方が全くいないと思ってしまっていたのですが、静かに見守ってくれていたからこそ気付けなかったのですが一番近い場所にいました。
今回の休業はこの事を知れただけで充分です。

私の器じゃ受け止めきれないくらいの優しさや励ましをこの休業期間は受け取りました。
この経験をこれからの社会人とか人生でも生かしたいと思うので、ずっと大切にしようと思います。

今回強く再認識した事は、会社は自分の人生に責任を持ってくれない。という事です。
これはどこの会社もそうだと思います。私が勤めている会社は少々過激な所がある事は確かです。
ですが自分たちの人生に責任を持ってくれない。という事はどこの会社も同じことだと思います。
だからこそ私も会社もお互い依存し合う関係や意識があれば、一旦手放した方が良いと感じました。
出来る事が少しずつ増えてきたとき、一生この会社で働きたいと思う瞬間もありました。
でもそれは難しいですね、
会社も生き物なので社員か会社どちらかがその場を去るか無くなります。

そして何より、働く事だけが人生のすべてではないのだな。と感じました。
仕事が楽しいと感じてはいても、私も家族も、大切な誰かも少しずつ年を取っていくので
いつまでも同じように過ごせるわけでは無いです。
そして私もいつかは年を取って体力が落ちていくにつれて、長時間の労働も出来なくなりますし
その場で理解しなければならない量も少しずつ減っていくのだろうなと感じます。
そうなるとこの先どこかで仕事を手放さなければならないのですが、会社はそんな自分に慰めてくれることはしません。
そんな時に慰めや励ましを貰えるのは、会社以外の社会なのかなと想像しています。

今はどの会社も人材不足なので、人生の中で労働に費やせる時間も多くはなっていますが
今回の事を機に会社にいる以外の自分をあまりにもお粗末にしていたと感じていて
仕事を取り上げた時に自分の好きな事や挑戦してみたい事が無い事に少々危機感も覚えました。

というのはこの価値観を少なからず会社でのコミュニケーションにも入れていたと感じたからです。
会社が軌道に乗って、会社の言うとおりにしておけば(たとえ個人のあらゆるものを犠牲にしたとしても)給料や仕事上の地位を約束してくれるでしょうけど
業績が芳しくない状態となった時、”会社の言うとおりにしていた社員達”には何の保証もないからです。
自分がこの様な状態になるまで、こんなに大切な事にも気付けなかった事に今まで一緒に働いてくれた社員に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。

健康第一で働きますが、休業明けはやらなければいけない事が沢山ありそうです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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