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【小説】胸躍るままにブルースを

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オリジナル純文学 小説『胸躍るままにブルースを』
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#胸ブル

胸躍るままにブルースを_13(最終話)

八 仔牛のブルース  あれから三年の月日が経ち、猿楽は長らくイギリスに発つことになった。…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_11

七 天国の扉を叩け _01  あまりに賑やかで輝かしい十二月のワンダーランドから逃げ出す様に…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_10

六 ユアソング  「もう言い訳をするつもりはないわ、本当はずっと寂しかったの。すごく。毎…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_09

五、チョコレート  ライブの次の日、成田にある馴染みのレストランでランチ反省会を催してい…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_08

四、グッド・リダンス  僕の話を少々。  僕は特徴も無い一般家庭に長男として生まれ、バブ…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_07

三、胸いっぱいの愛を_02  三階の楽屋から下りてきた三人と、軽く食事をしに外出しようとい…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_06

三、胸いっぱいの愛を_01  コーポラビッツのベーシスト猿楽と僕は馬が合った。 もともと好きな音楽が似ていて話が弾むというのがその理由だと思うが、一番有力なのは、お互いにビートルズが大好きだからだろう。普段からライブ当日はよく楽屋やオープン前のライブハウスのラウンジで尽きることなくお喋りをしていた。  ちなみに、僕は麻里と朝帰りでアパートに戻り、急いで機材を用意して、迎えに来た川畑のミニバンに乗り込んだ。麻里はもう一眠りする様子だった。当然だろう、僕らはビールとカクテル

胸躍るままにブルースを_05

二、アンチャイド・メロディ_02  カフェから出ると、遊歩道に当たる日差しはまだ熱く、「暑…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_04

二、アンチャイド・メロディ_01    土曜日の夜のライブまでの二日間は、バンドの事を忘れて…

愴明
7か月前
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胸躍るままにブルースを_03

一、太陽を振り返るな_02  やがて煙草を吸い終えた川畑と猿楽が、二重扉のうち一つ目の扉の…

愴明
7か月前
3

胸躍るままにブルースを_02

一、太陽を振り返るな_01  僕が在籍するロックバンド『Corporabbits(コーポラビッツ)』は…

愴明
8か月前
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胸躍るままにブルースを_01

0. プロローグ  何か愛するものに身を捧げようと決意するということは、神様への誓いなのか…

愴明
8か月前
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