快適な眠りのためのイメージ法
「快適な眠りのためのヒント(こちらとこちら)」の記事で、人智学の考え方に基づいた眠りについての考え方とヒントについて書いてみました。
今回はこれまで書いたことに基づいて、快適な眠りを助ける(かもしれない)イメージ法についてです。
私は疲れてごろっと寝てしまうときは別なのですが、寝る前にちょっと瞑想の時間をとったり、気が向くと以下のようなイメージを持つようにしています。個人的には良い感じです。
まずふーっと静かに息を吐いてから、自然に息が入るように吸って、ちょっと落ち着いたら、以下の中からピンときたものをひとつ選んでやってみてください。30秒でも1分でも大丈夫です。
⭐︎ 足のほうに意識をもっていく、足の裏が床から支えられている・足の裏から根っこが生えている、などのイメージを持つ(寝づらいときにはたいてい頭のほうに意識や気がのぼっています)
⭐︎ 一日の中であった出来事や思いが目の前のホワイトボード上にあると想像してみる。こんどはイメージの中でそれを端からひとつひとつ消していく。(黒板でもいいですが)
⭐︎ 膜に囲まれた安全で快適な空間に包まれているイメージ、または穴倉や地中に入っているイメージ(お好みで)を描いてみる
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以上はエネルギー的な観点から睡眠についてみてみましたが、医療に代わるものではありません。質の良い睡眠は身体が全体的に整ってはじめて可能になりますので、日頃から自分に合った心身の健康管理をするとともに、異常を感じたら医師の診断を受けましょう。
睡眠と朝の目覚めは「十全にこの世で生ききってから思い残すことなく旅立つ、新しく生まれ変わる」の縮小版を毎日しているようなもので、ある種、
神聖な死と再生の儀式とも言えるのだな〜、と感じます。私自身そのことをつい忘れてしまいがちですが、なるべく日常の活動と同じくらい大切にしていきたいと思います。
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