Vシリーズ1回目♪ 「女性器の日」があるって知っている?
V-DAYって、何の日か知っていますか?バレンタインデーのことだと思うでしょう?つい先日、バレンタインデーだったものね♪
でも!!!そうじゃない、もう一つのV -DAYがあります。もう一つのV -DAYとは…
「バジャイナDAY!!」
直訳すると「女性器の日」?なんか全然セクシーじゃない〜(泣笑)でも、V -DAYは、バレンタインデーと同じくらい、いえ、それ以上にとても大切な日です。
今までの人生の中で、「この人は本当にすごいなぁ…」…と思った人はたくさんいますが、このV -DAYをつくった女性、イヴ・エンスラーはちょっと格別。彼女が多くの女性たち、いえ、男性たちにも与えてきたインパクトは、
並大抵のものではありません=3(←ハナイキマーク)
ということで、
せっかく今週はV -DAYウィークなので、今日は、そのすんばらしい
イヴ・エンスラー、今は名前も”V”に変えて、大活躍している
彼女の話をしていきます。
(^O^☆♪
サンフランシスコに引っ越してきた翌年くらいに(25年くらい前の話)
Vが脚本、そして主演を演じていた、「バジャイナ・モノローグ」という
プレイシアターが上演されていました。
Vは、5歳の頃から10歳まで、実の父親から性暴力を受け続け、
10歳以降からは性的な暴力はなくなったものの、さらなる心理的、
身体的虐待を受け、大学生になって、やっとの思いで家を出ました。
小さな頃から虐待を受け続けた自分の身体に住むことが
できなくなっていたVは、どうしても、他の女性たちのカラダの話が
聞きたかった…。
特に、”バジャイナ”の話。
まるで取り憑かれるように、Vは女性たちのバジャイナの話に
耳を傾けるようになります。
200人以上の女性たちのバジャイナに関する体験をインタビューして、
それが、「バジャイナ・モノローグ」というプレイシアターとして
形になっていきました。
最初は3人の女性たちと共に、V自らのストーリーを語り、
他の女性たちの体験を語り、あっという間に「バジャイナ・モノローグ」は全米に広まっていきました。
まだ20代の終わりだったか、30になったばかりだったかの頃に、
「バジャイナ・モノローグ」を初めて見た私は、ものすごい大きな
揺さぶりをかけられたような、とにかく大きな衝撃を受けました。
何と言っても、それまでバジャイナのハナシなんて、
誰とも真剣にしたことなんてなかった私です。
後に全米にとどまらず、インターナショナルでたくさんの
女性たちが演じるようになった「バジャイナ・モノローグ」は、
女性の性器、生理、思春期の話から始まって、
出産、メノポーズ、セクシュアリティー、レイプ、性暴力、
セックスワーカーの話、マスターベーションの話、
トランスジェンダーの話、ドラッグクィーンの話、
…
…
…
それは、それは、ありとあらゆる様々な人種の
様々な職業の、様々な文化背景の女性たちが、
自分のバジャイナに関するストーリーを語っていく、
パワフルなステージになって行きました。
最初はニューヨークのシアターで数日間の予定で始まったプレイ
だったのが、あっという間に人々の心をつらぬき、
あっという間にロングランになり、あっという間に世界中で
公演されるようになり、数年後にはトランスジェンダーの女性たちが
演じるバジャイナ・モノローグだったり、
アフガニスタンやインド、コンゴなど、とてつもなく重たい、
文化的な抑圧の中で生きている女性たちにも演じられるように
なっていきました。
バジャイナ・モノローグが始まってから数年後、1998年の
バレンタインの日には、”VーDAY”という、女性の暴力をストップさせ、
女性たちをエンパワメントする活動が生まれ、今でもNYや数々の
シアターでは、V-DAYウィークになると「バジャイナ・モノローグ」が
上演されています。
(^O^☆♪
さて、こんなすごい活動を何十年も続けてきたV…。
ヴァジャイナ・モノローグではげしく私を揺さぶって
くれたと思ったら、Vの旅はここでは終わらない…。
…
…
…
ある日、Vは子宮癌を患っていたことを発見するのです…。
続きはまた次回に!