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加藤家の具雑煮のレシピ
島原で受け継がれてきた郷土の味
島原の郷土の味 具雑煮
各家庭で受け継がれてきた具材があります。
由来は400年ほど前に遡った島原の乱だそうです。
(以前のお雑煮はどうだったのかいつも気になります。)
島原の乱の最中、天草四郎が、民たちに餅を兵糧として蓄えさせ、山や海の食材を集めて雑煮を炊いたと言われ、これを「具雑煮」の起源とする説がある
母から教えてもらった実家に代々伝わってきた具雑煮。
気づけば、私だけが作り方を知るとこになって、もしかするとそのままお蔵入りになりそうなのでnoteに残しておこうとおもいます。
<前日までに>
(揃えるもの21種類)
大根、しろ菜、蓮根、
筍、牛蒡、人参、赤里芋
赤、白かまぼこ、伊達巻、厚焼、竹輪
焼穴子、ブリ、カシワ(鶏もも肉)、干柿
高野豆腐、椎茸、餅
出汁に昆布、鰹節
*しろ菜、焼穴子は正月前にならないと手に入らない。
(下準備)お鍋に並べる
・大根、しろ菜、蓮根(茹でる)
・赤、白かまぼこ、伊達巻、厚焼、竹輪、筍(切る)
・牛蒡と人参(細切り)
・焼穴子(切る)、干柿
・高野豆腐(水に戻し切る)
・椎茸を水で戻す(出汁は明日一緒に入れる)
・カシワは醤油につけておく
・別の鍋、たっぷりの水に昆布をいれておく
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<当日の朝>
・里芋を皮ごと茹でて剥く
・ブリの切り身、カシワ、椎茸を並べる
(昆布と鰹でたっぷり出汁をとる)
・昆布を入れた鍋に火を入れる
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・煮立ってきたら昆布を出して鰹節をたっぷりいれる。鰹節が煮立って数分したら濾す。椎茸の出汁もいれる。
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・前日に具材を並べていた鍋に、出汁を静かに入れる
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・お餅を食べる分だけ別のボウルのお湯にいれておく
・出汁を入れた具雑煮の鍋にすこし火が通ってきたら、餅を入れる
・煮立たせないようにして、最後に薄口醤油とお塩で整えて、お餅が食べ頃になってきたら完成!
*かき混ぜて、スープが濁らないように気をつける。
具雑煮の1番のご馳走はなんといっても出汁!
これだけの具材のハーモニーからとれる上品な出汁の味をぜひ堪能されてみてくださいね。
加藤家の具雑煮が、あなたの台所で生まれることを想像したら、なんだか嬉しくなります。その時はぜひ感想を教えてくださいね〜
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