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真綿でつつみこむように

心が毛羽立っているような、ざわざわとした感覚。身体の力が抜けなくて、夕方くらいになると、首の付け根が、攣りそう一歩手前みたいに痛みはじめた。季節の変わり目のたびに、1年2回やってくる、喉のゼエゼエという感覚が、首元を締めつける。

疲れてるなぁ、と思う。
ちゃんと、自覚してあげる。
まずは、それが最初の一歩。

娘にちゃんと言葉で伝えて、今日はひとりでゆっくりと熱いシャワーを浴びた。丁寧に髪を洗い、ドライヤーでたっぷり時間をかけて、しっかりと乾かす。ヘアオイルも、今日はいつもより多めにつけてあげる。髪にさわるタッチも、いつもよりもやさしく意識して。

ゆるんでくると、ぎゅっと閉じ込めていた緊張や不安が、じわじわと染み出してくる。心臓がいつもより少しドキドキしている自分に気づく。首は、まだ痛い。

ドキドキしているから、ゆっくり身体をゆるめてあげたいんだって娘に伝えて、じっくりとヨガをする。最近のお気に入りは、トラウマ・インフォームドの、音楽やインストラクターさんの声なしの、ゆったりとしたヨガ。じんわりと、深い呼吸とともに、身体全体の筋肉の緊張をゆるめていってあげる。

いつもよりも、肩と臀部の可動域が狭いことに気づく。たくさん、ここに緊張が凝り固まっていたんだな、と気づく。呼吸とともに、ゆっくり、ゆっくりと、やさしさと気づきを向けていってあげて。じんわりと、緊張がゆるんでいくのを見つめてあげる。

首まわりのストレッチのとき、喉が苦しくなる感覚があった。たぶん、季節性の気管支炎?の影響だ。そこにも、やさしく呼吸と気づきを送っていってあげる。

ひとつだけじゃたりなくて、もうひとつ、ヨガをする。結局40分くらい、じっくりとヨガをして、身体全体をゆるめていった。

その間、娘はわたしの隣でマンガを声に出して読んだりして、ひとりで遊んでくれていた。


整っていて、「うまくいってる」って感じられるときもあれば、ボタンをひとつ掛け違えたみたいに、どんどんズレがひどくなっていって、退行してしまったように感じてしまう時期もある。

そういう波があって、あたりまえだということを、何度も、思い出していく。上がったり下がったりがあるのも、自然のカタチなのだと、やさしく自分に声をかけていってあげる。

自分に愛とやさしさを向けること。それは、自分のためにスローダウンして、ゆっくりと身体や心に意識を向け、気づき、そして自然とゆるんでいくまで、見守ってあげることなのだと思う。


ゆっくりと。
じんわりと。
丁寧に、過ごす。

これが、最近のわたしのキーワード。

いろんなことがあるけれど、今日もなんだかんだで、良い一日でした。

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ねう | こころと身体の専門家
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