映画の話413 ドライブ・マイ・カー
失い続けた主人公と、主人公の周りの人たちも、「喪失」を軸に廻り続けながら、チェーホフの舞台を創り上げていく、再生の物語だと思いました。
それぞれの登場人物の設定にさまざまな意味を見出す楽しさを感じました。村上春樹の小説をそのまま読んでいるような気がしました。失い続けながら、それでも自分の本性を見つめ生きていくことへの共感が、この作品の魅力だと思います。
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