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映画の話183 空母いぶき
有事に対して日本がどう行動するか、ということ以上に、人がどう行動するか、ということに視点があるところがこの映画の深いところだと思います。
人には感情があって、仲間や大切な人が目の前で傷つけられたり殺された場合、怒りや憎しみが生まれます。それは当然のことです。でもだからといって、その感情を発露させていいのか?という問いかけがあります。争いや戦争を本当に終わらせたいなら、どうすべきかということへのひとつの答案が観る人に提案されます。
それはきれいごとなのかもしれません。また、感情は置いてけぼりを喰らうかもしれません。そう思う時、やっぱり本当の敵は自分だと思いました。
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