映画の話741 午後3時の悪魔
こんなに独特の世界観や表現で、こんなに恐くなる映画もないと思いました。8ミリフィルムの粗い画質で、前半はほぼセリフがないまま、意図がどこにあるか分からないような描写が続き、それだけも、観ていて言いしれぬ恐さを感じました。
後半もストーリーが展開しつつも、起伏が無く、脈絡の薄い流れがまた不安をかき立てました。「とらえどころがない」というのはさまざまなニュアンスがありますが、これは不気味さと静かな恐さをかき立てるとらえどころのなさがありました。
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