映画の話581　ヴァチカンのエクソシスト

　これまでにない壮大なストーリーでした。従来の悪魔が取り憑いてから悪魔払いを行うまでのプロセスもかなりすごかったですが、それだけでは終わらないところが良いと思いました。描写も、悪魔の目など、うまく描いていると思います。悪魔が悪魔たり得る証明の仕方も恐怖を煽っていて恐かったです。また、家族を追い込んでいく様子も恐かったです。
　神父の乗るランブレッタがこの映画のアイコン的な存在になっていて、しかもお洒落なのがこの映画をドロドロした雰囲気から救い出していると思いました。