映画の話584 秋の午後
とても短い映画ですが、七輪で焼かれる秋刀魚が本当に美味しそうで、匂いがしてきそうでした。香ばしそうな焼ける音や、立ち昇る煙もよかったです。
そして、30年も前に毎日のように通い詰めた平日の神保町の古本屋たちのことが思い出されて、泣けました。天井までうず高く並べられた本たち。この映画の背景で出てくる本たちも、舞台となっている古本屋も、おそらく何度も足を運んで何時間も見ていた風景です。あの時も、そしてこの映画を観ていたひとときも、素敵な時間でした。
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