プレゼンにもある「一座建立」
茶道で大切な考え方を説明していたとき、一般に使う言葉と違うのか気になりました。
茶道では「一座建立」「一期一会」が大切にされていますが、この「一座建立」について考えました。
「一座建立」「一期一会」とは
この二つの語は、心を込めて客に対応するもてなしの先に主客の心が通って作り上げられる場のことで裏千家のホームページには、次のように書かれていました。
客もまた、受け手側のコミュニケーション能力がある程度ないと成り立たないことと感じます。
孫正義のプレゼンは「一座建立」
「一座建立」をビジネス講座で語る方がいました。
ソフトバンク在籍時代、ソフトバンクグループの孫正義社長へのプレゼンで「一発OK」を連発したことで知られる、前田鎌利さんです。
講座の最初に「一座建立」と書いて、説明してからスタートされます。聴講する側も一体となる感覚で講座に臨むものであることを諭されました。
鎌利氏によれば、孫正義氏のプレゼンは、時に笑いを誘い、聴衆を引き付け、一座建立のプレゼンだとのこと。
みんなと一緒に、ただ一度限りのこの場をよりいいものにしたいというその思いが、プレゼンからすごく伝わると解説されています。
さいごに
常にその場にいる人を思い「一座建立」を仕事に応用することを心掛けたいです。
聞き手の問題だけでなく、講義をする側ももちろん、心を込めたもてなしの気持ちをもって「一座建立」「一期一会」を意識しないといけないですね
ちょうど、学生に講義をする準備中。意識してみます。
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