Online「歌人になる」授業記録
5月11日(月)~5月29日(金)まで行ったオンライン授業の記録です。
このような形で、特に生徒同士の学び合い、励まし合いが起こるシステムになるように工夫しました。
YouTube動画も、僕が解説しているだけの動画ではなく、生徒たちのナイスアイディアを紹介する動画にしました。
参考資料は「IPPONグランプリ」。
松本チェアマン的な立ち位置で、市政の声を紹介しつつ、自作(僕の場合は愚作)も紹介しつつ。という。
短歌のリズムに慣れるために7音のフレーズを作る課題を出していたのですが、
ちょうどそのころ音楽の先生が「星野源『うちで踊ろう』にチャレンジしてみよう!」という課題を出されていて、
「うちで踊ろう」の歌詞が7音の連続であることに気づいた我々は、
「コラボしよう!!」
ということで盛り上がり、
国語の課題で生徒たちが作った7音のフレーズを使って
音楽の先生が「うちで踊ろう」の替え歌動画を作る、
というコラボ企画が実現しました。
なんと贅沢。
手前味噌ですが、
こんな授業、自分が中学のとき受けたかったなー
以下、生徒の感想です。
みんなが考えた七音が曲とあっていてすごいなと思いました。あと、安定の先生の歌のうまさ、声がすごくきれいでした。
面白かったです。現代の曲も和歌も、生まれた時代や場所は違えどやっぱり同じ音楽だと言う事を再認識しました。
自分の言葉が歌詞になってとてもうれしかった。
みんなそれぞれのオリジナル言葉を集めたのに、まとまって違和感無い歌になっていて、すごいなと思いました。先生のベースやピアノをミックスしたビデオカッコ良かったです。母が気に入っており、何回も聞きました。
5音7音 は、リズムが良いので口ずさむようになりました。
動画が、MV風でよかったです!
とてもかっこよかったです!アーティストさんのmusic videoみたいでとても興奮しました。なにもやってないのに興奮してすいません。みんなの歌詞も全然違和感なかったです。本当にありがとうございます。
休校期間のオンライン授業で何をやるかはいろいろ迷いましたが、
やはり短歌創作を選んだのは正解でした。理由は3つ。
1つ目は、時間の制約を受けにくいこと。授業終了のチャイムに打ち切られることなくゆっくりと考えることができます。時間制限がない(ゆるい)というのは、創作活動にとってとても重要。ただし、これはオンライン効果というよりは休校効果ですね。
2つ目は、みんなバラバラの場所で考えること。アイディアって、今いる空間にも左右されますよね。みんな教室で同じものが目に映っている環境より、それぞれ違う場所で違うものに囲まれている環境の方が、多様なアイディアが出るようでおもしろかったです。
3つ目は、羞恥心のブレーキがかからないこと。学校で同じ空間にいると周りの目が気になってブレーキがかかってしまいますが、オンラインでかつ雅号を使っていると、自分のアイディアを思い切って発表することができます。
毎回課題を提出してきた生徒の数は、約6割。
この参加率はどうなんだろう。
・全員にタブレットを配布していない状況
・同期型ツールを使わない
・週3回の提出
という点からすると、まぁ合格点かなと思っているのですが。
8月にはタブレットを全員に配布するので、
次の機会がもしあれば9割いけるかな。
6月1日(月)~13日(土)までの分散登校期間の授業では
これまでオンラインでやってきたことの総集編をお送りしました。
これで休校中のデコボコをならして、
来週からは教室で「歌人になる」再開!
引き続き、言葉にこだわる姿勢を育みたいと思います。
第2幕スタート!