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『ぼくたちは、遊ぶために生まれてきた~働き者礼讃社会に抵抗する~』コラボイベント一般受付を開始します

身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く
HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」
主宰の皆川公美子です。

今日は7月28日に開催する辻先生とのトークイベント
『ぼくたちは、遊ぶために生まれてきた~働き者礼讃社会に抵抗する~』
について。

辻先生の著書
『ナマケモノ教授のムダのてつがく ―「役に立つ」を超える』
から引用させていただきながらお話します。

ご参加チケットは先日発売を開始いたしました。




働き者礼讃社会に抵抗する

さて、あらためて、ジョッカド物語の教えとは何だろう。ジョニによれば、まず第1に、謙虚であれ、ということだ。赤ん坊を見ればわかる。ただ口を開けて、食べものが口に入るのを待つ。木の実が落ちてくるのを待つジョッカドのように。それなのに、いったいいつから人間は傲慢にも、実をたくさんつけるように木に要求したり、ひとり占めしたり、実が熟すのを待ちきれずにもぎとったりするようになったのだろう。(中略) 謙虚であれば、待つことができる。すべてのものには、それにふさわしい速さと遅さがあり、ペースがある。

『ナマケモノ教授のムダのてつがく』より

すべてのものには、ふさわしい速さと遅さがあり、ペースがある。

この言葉をどう受け取られますか?
苦しいものを受け取っているとき、「いや、早めてくれよ!」
と私たちは思いますよね。

現代社会ではなんでも速いです。
速さと強さが美徳です。
ITしかりAIしかり
わたしたちは新幹線も飛行機も発明して
速さとそこに付随する便利さを追求してきました。

けれど「そういう個と。」で扱っている身体の感性を見ていくと
わたしたちの身体が何かを学ぶとき、
頭脳(大脳新皮質の言語領域)が最もスピードが速く
でもすぐ忘れます。
身体は染み込むように何度も経験しないとなかなか学びません。
でも一度学んだものはなかなか忘れないのもまた身体です。
(自転車に乗る、逆上がりをするなどそうですよね)

「ふさわしい速さと遅さ」とは、
わたしたちの身体に根差した学びのペースに他なりません。


一方。江戸時代には二宮尊徳をはじめ、さまざまな勤労思想が現れるが、それはときどきの権力者によって、上から「強引に植えつけられた一時的な思想」にすぎない。(中略)
 本当に恐ろしいのは、そんな物語そのものではなく、その物語を刷り込まれ、信じこんでしまったぼくたち自身なのかもしれない。でも、希望もまた、その同じぼくたち自身のなかにある。

『ナマケモノ教授のムダのてつがく』より

しかしそれでも、人生のあちらこちらにかつてモノの世界が入りこむことのできない「時間の聖域」があったはずなのだ。安息が、静けさが、遊びが、楽しい語らい、笑いが。それらはどこかに消えてしまったのではない。あなたのそばに、目の前に、そしてあなた自身のなかに、ちゃんとあるではないか。それに気がつくだけでいいのだ。

『ナマケモノ教授のムダのてつがく』より

わたしたちが忘れた、安息、静けさ、遊び、語らい、笑い。

先日、挨拶は必要なのか論でX(旧Twitter)が盛り上がったようですが
身体は忘れていません。
 
社会で生きるわたしたちは
「来週はプロジェクトがあるから休めない」など平気で言いますが、
身体は休みたがっています。

なにも全部休みたいわけじゃ、ない。
暇すぎる人生もまた、退屈なものです。
 
安息、静けさ、遊び、語らい、笑い。
それらは確かに
身体のなかにあります。
 
しかし社会の刷り込みによって
「休めない」「遊びはムダ」「語らいに意味があるのか?」と
思っている自分がいたとしたら

それが本当に自分の真実か確かめるために、
一緒に遊び、語らいませんか?


ぼくたちは、遊ぶために生まれてきた

事態は子どもに限るまい。子どもたちから遊びという根源的な欲求を奪ってきた大人たちもまた、遊びの楽しさを忘れ、成長をあきらめ、自由を恐れて、そこから逃げてきたのではないか。そしてその魂は、船長のいない船に乗って、どこか遠いところへ押し流されているらしいのだ。

『ナマケモノ教授のムダのてつがく』より

自律神経から語れば、「遊び」の状態は
交感神経と副交感神経の腹側迷走神経のブレンドの状態です。
両方がいい具合に「優位」なことなんです。

フリーズ・シャットダウンしているときは、わたしたちは
「自分なんか・・・」って思うようにできていますから
成長という言葉は辞書から消えて、
自由は怖いものになり、
「自分軸」が消えて流されます。

利害、損得、義務、責任などからなる世間の枠組みからいったん離れて、そこではムダで、無用で、不要で、役立たずだとされてきた物事を、抱きしめてみるのだ。不要不急も、ムダも、遊びの別名である。
 遊びとは、ぼくたち人間にとってのもっとも根源的な故郷のような場所だ。

『ナマケモノ教授のムダのてつがく』より

『不要不急も、ムダも、遊びの別名である。
 遊びとは、ぼくたち人間にとってのもっとも根源的な故郷のような場所だ。』

なんて素敵なフレーズでしょう。

世の中の枠組みから自由になる、のは
会社を辞めろってことじゃありません。
 
『自由になったら会社や組織に順応できなくなるのではないかという
怖れ』から自由になるんです。

「自由に遊びをしてしまったら、もう規則正しい日々に戻れなくなるんじゃないか」という思いからも、自由になります。

わたしたちは自分で選択して、どこかの組織に所属することや
自分がやりたい道や方向性を歩む時代になりました。

この売り手市場といわれる現代において
怖れを手放し、自由を知って、
再度組織と手を組むことは
たとえ同じ職場であっても
見える景色が180度かわります。


ぼくたちは誰もみな遊ぶために生まれてきたのである。(中略) それら、数々の「~のため」の向こう側にある遊びの世界で、のびのびとムダなときを過ごすためである。

『ナマケモノ教授のムダのてつがく』より

なんのために、イベントに参加するかという自我と思考をちょっとだけ脇において、
当日カラダが喜ぶ体験を、ともにしませんか?

いや、それもいらないかな。

ぜひ軽い気持ちで会いに来てください。

時に
ひとりだと不安なんですが、とか
はじめてなのですが大丈夫でしょうか
とメッセージをくださる方がいらっしゃるのですが、大丈夫です。

イベントはほぼすべての方がおひとりでの参加です。
何かご不安なことがあれば遠慮なく事務局あてにメッセージをいただけたらと思います。


イベント詳細

【日時】7月28日(日) 12:30 - 15:00
【参加費】6,600円(税込) お弁当・お茶付き
U22価格:4,500円(税込) お弁当・お茶付き
 ※お子様のお席が必要な場合はチケットのご購入をお願いいたします
【会場】横浜市営地下鉄「センター北駅」付近

当日の内容

◆皆川からご挨拶
◆お弁当ランチ
◆辻信一さん お話し 皆川とトーク
◆会場みなさんとの質疑応答や対話

選べるランチ付き

ご来場いただいたら、みんなで美味しいお弁当ランチを楽しみましょう♪
お申し込み時に下記のどちらかお好きなお弁当をお選びいただけます。

お弁当①詰合せ 浪速寿司
お弁当②二段弁当(豆腐しゅうまいと筍ご飯)

※原材料はお申込みフォームに詳細があります
 アレルギーのある方はお申込みフォームにてお知らせください


お申込みはこちらから♪


売上は寄付させていただきます

弊社サステナミーの売上は、
辻さんが日本に紹介されたサティッシュさんが先頭にたっておられる
イギリスのシューマッハースクールの再建のための寄付金として
おさめさせていただきます。

シューマッハースクールとは?
と思われた方はどうぞ上記の記事をご参照ください。

シューマッハ・カレッジは主に修士レベルの教育課程を提供する私立大学で、2021年に30周年を迎えました。
シューマッハが他の教育機関と比べてユニークな点は
“21世紀を生きるために必要な実践スキルや、戦略的思考を学生に提供する”
という設立理念にあります。
この理念には、発起人であるシューマッハが提唱した“スモールイズビューティフル”や、
クマールが提唱した3S(Soil, Soul, Society:土・魂・社会の関係性を取り入れた実践)と3H(Hands, Hearts, Heads:頭・心・手を統合した学びの実践) が反映されています。

記事冒頭より


あなたのご来場をお待ちしています!
ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。

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