誰しもがマネジメントの素養を持っている。
これは僕自身が他人に言われて気付かされたことなのだが、僕は知らぬ間にマネジメントを経験し会得していた。ちなみに僕は部下を持っているわけでもマネージャーに昇格したわけでもないただの平社員だ。僕のポジションは「営業」なのだが、営業という立場上、社内製造部門、設計部門、外部の協力業者等との連携が必要不可欠。「プロジェクトの遂行」という名の成果に責任を持っていて、これを達成するために自然とマネジメントをやっていた。
具体的には以下の流れだ。
プロジェクトの遂行に必要なプロセスを構築し、各部門に指示。
上がってきたレスポンスを吟味し、修正が必要なら都度指示する。
わからないこと・困っていることには適宜答える。
各部署間の要望の調整し、各部署へフィードバックする。
スケジュールを意識させる。進捗の状況を確認する。
トラブル発生時は原因を分析する。等
重要なのは常にイニシアチブは自分にあると意識すること。
「丸投げ」はNG
「これはおたくの専門だからやっといて。あ、俺何もわからんからあとよろしく」といった、「俺の仕事はここまでだからあとは引き継いでね」というパターン。「あいつに任せたから俺はわからない」ではマネジメントはできていない。
という具合だ。どうだろう。皆さんも立場は違えど多かれ少なかれマネジメントをやっているのではないだろうか。(後で調べたところこれはローワーマネジメントというらしい。)上司に怒られて自信をなくしている方は、これを見て自分の凄さを再認識して欲しい。意識を変えると見える風景も自然と変わってくる。