【妖珈琲物語】第3話「美味しいコーヒー」
【妖珈琲物語】
おは妖ございます。妖店長です。
コーヒーが飲めるようになって「半年」で、自家焙煎・販売までたどり着いた「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長の珈琲物語を連載しております。
宜しくお願い致します。
【2022年11月】
2000年頃、幼少期に飲んだインスタントコーヒー(ロブスタ)が苦く、トラウマになりブラックコーヒーを遠ざけて生きてきた妖店長。
2022年8月、COVID-19に感染。
味覚と嗅覚が脱落し、10月から徐々に回復したのが前回までのお話。
初めて飲めたブラックコーヒー
11月に副店長の白くまと入店した「スターバックス リザーブ」にて、出会いの奇跡が起きます。
白くま「おれ、新作フラペチーノのグランデ~~!妖は?」
妖「グランデって?SMLのどれ?あんまりスタバ来ないからよく分からないんだよね、無難なやつ…?」←失礼
…そう、妖店長は幼少期に飲んだブラックコーヒー(ロブスタ)がトラウマのためコーヒー店と基本縁を避けて生活をしてきました。
コンビニやマック等のコーヒーも勿論スルー。
Twitterで「スタバの新作美味しい!」とフォロワーさんが呟くのを拝見して良さそうなのを飲もうかな…どうしようかな…と言った具合。
家族や友人が「スタバ行こう!」と誘われないと積極的には行きません。
ロゴの「セイレーン」が妖怪に似た存在のため、グッズを時折買っている程度でした。
調理師の白くまは、食べることが大好きなので、同居し始めてから色々な所に連れていってくれました。
黒エプロンのバリスタさん(以降☆R)
「試飲に○○のコーヒーいかがでしょうか?」
妖「ブラックコーヒーの苦味が苦手で飲めないんです…ごめんなさい」
☆R「すっきり飲めるコーヒーに淹れなおしますね!」
試飲(無料提供)のコーヒーを淹れなおす?!
そこまでして頂いて飲まないのは申し訳ないな…。
☆R「どうぞ☆」
そして、ゆっくり一口。
妖「美味しい~~~!飲める!!!!!」
2022年11月4日、いきなりブラックコーヒーが飲めるようになりました。
―――もしかして、味覚と嗅覚が元通りではなくズレて治ったのかな?
担当頂いたのは、なんと、現役で看護師をしながら、副業でスタバリザーブで働かれているバリスタさん!!
この一瞬で信頼に変わったのは言うまでもありません。
妖「私でもコーヒー淹れられるようになりますか?」
☆R「家でもコーヒー淹れられますよ!ご案内しますね!」
妖こそ、珈琲沼へ!
①スタバの台形ドリッパー
②サーバー
③スタバ(ノーマル)のコーヒーを挽いて粉にして頂いたもの。
+④ダイソーのペーパーフィルター
そして、当日中に白くまの反対(理由は後述)を押し切って上記を購入。
早速家で淹れてみました。
妖「まっずい!!!!!でも、味覚と嗅覚元通りに戻ってた!!」
白くま
「ポジティブか!?ブラックコーヒー飲むおれでも不味い…」
「だから反対したのに.…調理師のおれでも手を出さない理由だよ。
【豆とお湯だけ】でやるから他の料理と違って誤魔化しが利かないでしょ。
あの人はお店のプロだし、高い機械もあるし美味しかったんだよ。
何も分からない素人にはコーヒーは向いてないんじゃない…?」
妖「ほ~~~?じゃあ、知識で何とかしてやる妖~~!!!!!」
(コーヒーのトラウマ2回目でヤケクソになっていました)
「何故?どうして?根拠は?」
看護学生時代に看護教員、実習先の指導者看護師から必ず言われる言葉です。
「コーヒーを美味しく淹れる根拠」を追求し妖と決意した妖店長なのでした。
今日はここまで!
お読み頂き、ありがとうございました。
次回は、妖店長が「世界一のバリスタを探す話」になります。
2023年5月19日
「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長:外堀 妖