15年後の両親からの祝いの言葉を夢見る障害年金ぐらしの中年男性の歌
障害者を採用する某店で働く障害年金を受給しながら
来年50歳になる中年精神障害者の男性は歌う。
「卒業後フルタイムでの社会人デビューした後数年内に
躁うつ病を患った。
すっかり弱ってパートで暮らす。
毎日の服薬続け半年の契約更新重ねることが当面の目標になる。
いくらこの病気にならなきゃよかったと仮定をしてもしかたがないか。
障害者手帳を取得し交通費医療費他に補助をもらう。
ヘルパーさん自立支援で週一度来てくれるからヒト住める。
こういった支援を利用できるから今も一人で暮らしていける。
この歳で親の介護を免れるほど元気なことがありがたく。
非正規で未婚子なしで就職難氷河期世代といえばらしい。
そもそもが定年までのお店はもつかちゃんとあるのか分からない。
病気持ち未来の体考えただけですらもうため息もれる。
障害者雇用で無理には働かず。
家賃など固定費払う週4勤務。
職場では働き方の理解と配慮をしてもらう。
上長に【やさしい】仕事をもらいつつ。
やさしいという表現は括弧付き。
任される主な仕事は環境整備という名前で箔がつく。
接客のかなりの時間を免れてなんだか少しもうしわけない。
売り物のホコリをはたき男女別含めて3室トイレも掃除。
単純な作業だろうと助かるとねぎらいの声救われる。
システム上8万8千3ヶ月続けずもらわぬ社会保険で。
2ヶ月に一度の年金お給料合わせて家計の車輪の両輪。
早いもの今年で父が81にあと15年で96に。
逆いえば65歳定年を数えて残り15年ほど。
大学へまで出してくれた親の恩。
親超える資産を持てる見込みなくして。
両親の現在の資産を比べるに悠々自適とはまだ遠い。
両親は持ち家に住む年金暮らし。
両親は固定資産税払い終の住処を確保している。
別居でのお付き合いしてるパートナー。
通い婚選ばず子ども授かることない。
パートナーいればいるだけありがたい。
当分はこれから15年後の未来96の父と5つ下の母に
「息子くん定年だったねよくもった」
存命の親に定年祝ってもらう未来待ってみたらばどうか?
その未来頃には再度障害者働ける仕事あってほしいよ。
定年後こそ家賃他に追われるのだけは変わらない。
今日という仕事の曜日その日終われば次の日休み。
最近は更年期なのか顔火照り変な汗かく体ふらつく。
1ヶ月単位のシフトどうにかこなせ。
更新の2回を重ね15周回して定年いつかは来るよ」
と。