はじめてのそろばん🧮一番最初に習う事とは?
今回はそろばんの名称、そろばんを「はじく」、計算する時の筆記用具の持ち方を記事にしました。
どんな習い事でも必ず道具の名称、使い方からの説明、基本フォームを習いますよね?
そろばんでも一緒です。
道具の名称、使い方、基本フォームを知らずに始めてしまうと遠回りしてしまうことになります。
そろばんの名称、使い方、そして基本フォームをしっかりと身につけてからそろばんの練習をはじめましょう。
そろばんの使い方と名称
そろばんには各部分に名称があります。
枠(わく)
そろばんの周りの淵のことです。
梁(はり)
「五だま」と「一だま」の間にある「桟(さん)」の事
一だま
梁(はり)より下にある珠のことです。
• 一だま1個で1をあらわします
• 一だま2個で2
• 一だま3個で3
• 一だま4個で4
五だま
梁(はり)よりも上にある「たま」の事
• 五だま1個は5をあらわします。
桁(けた)
五だまと一だまを貫いている縦の棒を桁(けた)といいます。
そろばんを購入する際に17桁や23桁そろばんがありますが、この縦の棒の数なんです。
通常購入をお勧めするそろばんの桁数は23桁です。
教室によっては17桁そろばんの購入を勧められる場合もあります。
定位点
梁(はり)にある点のこと。
計算する時にこの定位点が目安になります。
定位点は複数あり、教室によって使う定位点の位置が異なります。
天(てん)・地(ち)・上(かみ)・下(しも)
そろばんの五だま側を天(てん)・一だま側を地(ち)と言います。
そろばんを正面から見たときに、左側が上(かみ)・右側が下(しも)と言います。
私が指導するうえでこの天(てん)・地(ち)・上(かみ)・下(しも)は説明しません。
なぜなら、計算を指導するうえでこの言葉を使わないからです。
知っていて損はないと思いますが、覚えなきゃ!
というものではありません。
そろばんを計算する時の筆記用具の持ち方
まずは筆記用具の握り方を右利きの場合で説明します。
右利き
右手で筆記用具を握りますが、この時に親指(お父さん指)と人差し指(お母さん指)
ピン!と伸ばして下さい。
そして残りの三本の指で筆記用具を握ります。
これで計算する時の筆記用具の握りはOKです!
左利き
私が指導している教室では、左利きでも右利きでも計算する手は右手です。
左手には筆記用具、右手には基本何も持たせません。
左手で筆記用具を持つのですが、左利きの場合は筆記用具を持ちながらそろばんも押さえなければいけません。
筆記用具のもち方は書く方を外側に向け、親指と人差し指の間に筆記用具を差し込み、薬指の上に筆記用具が乗るように持ちます。
筆記用具選び
筆記用具はえんぴつでもシャープでもどちらでもOKにしています。
いまはシャープでも性能が良いものが多いですからね。
できればですが、えんぴつ、シャープは長くないものが最適です。
なぜ長い筆記用具がいけないのか?
• 長すぎてそろばんにぶつかり答えを崩してしまう
• 長いと握りなおしにくく計算が遅くなる
どのぐらいの長さが良いかというと、10㎝~12㎝ぐらいがちょうど良いでしょう。
計算する時のそろばんの押さえ方
そろばんで計算する時には、左手はそろばんを押さえます。
そろばんを押さえないと、計算(はじいている)している最中にそろばんが動いてしまうんです。
じゃあストッパーを使えばいいんじゃないの?
という方もいるかもしれませんが、スピードが必要な計算をしなければいけないので、次の問題を計算する時にストッパーがひっかかり邪魔になってしまうんです。
※ストッパーは伝票算を指導する全珠連検定問題珠算3級から使用します
なので初歩の時から左手で押さえ、口数(縦の数字の数)が多い問題は、今計算している数字がわかりやすいように、上から下にずらしながら計算するように指導をしています。
そろばんの基本である筆記用具の持ち方、そろばんの押さえ方、姿勢をおろそかにしてしまうと計算の正確性、スピードに大きく影響してしまうので最初にしっかりと教えてあげましょう。
というわけでようやくそろばんの押さえ方です。
画像のように持ちます。
左から定位点の2つ目が見えるぐらいの位置で押さえるのがちょうど良いです。
左側の枠だけをつまむだけの押さえ方はNGです。
そろばんをスムーズにずらすことができません。
どうしてもそろばんの桁数が少なく定位点2つ目の場所で押さえられない場合は定位点1つ目のあたりを押さえても大丈夫です。
まとめ
そろばんの名称は定位点、梁、枠、一だま、五だま、枠を覚えよう。
天、地、上、下は使わないので覚えなくてもOK!
筆記用具の持ち方はとても大事です。
正確な計算とスピードに影響します。
左利きの方は最初慣れるまでとても違和感があると思いますが、すぐに慣れてできるようになります。
幼児でも1~2回授業をしただけで出来るようになりました。
ですから強制的に右で数字を書かせることをしなくても大丈夫ですよ。
いままで左で書いていたのに右で書くように強制してしまうと、大きなストレスになりそろばんを嫌がってしまうかもしれません。
左利きでも珠算段位を取得することができます。
経験上ですが、暗算に関しては左利きのほうが指導がスムーズに進む傾向にあります。
そろばんの押さえ方も正確な計算、そしてスピードに影響がでるのでなぜ押さえなければいけないのかを説明してあげましょう。
そろばんの名称と筆記用具の持ち方、そろばんの押さえ方
参考になったでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
計算する時の姿勢(フォーム)も大事なのでそれはまた別の記事で書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
スキ・フォローしていただけるととても嬉しいです!
これからもそろばん・メンタルについて記事を書いていきます!!